芳賀秀郷准教授が日本3Dプリンティング矯正歯科学会第4回学術大会にて学術ポスター最優秀賞を受賞

受賞・表彰#歯学部

芳賀秀郷准教授(歯学部歯科矯正学講座)が、日本3Dプリンティング矯正歯科学会第4回学術大会(7月20日~21日:野村カンファレンスプラザ日本橋)において、学術ポスター発表演題名『顎顔面骨折への3Dプリンティングの応用-矯正歯科臨床とスポーツ歯科医学の融合-』にて最優秀賞を受賞しました。
 
また、併催された3D Printing Idea Awards 2025にてグローバルエイト賞を受賞しました。
 
日本3Dプリンティング矯正歯科学会は、矯正歯科の3Dプリンティングとその関連分野の学理・技術・臨床応用の進歩普及、発展、並びに国民の口腔衛生の向上に寄与することを主な目的としており、今年度は「『3Dプリンティングを活用した最先端の矯正歯科治療』New Cutting-Edge Orthodontic Treatment Using 3D Printing」をテーマに掲げ、開催されました。

芳賀秀郷准教授のコメント】

この度は、このような栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
学術ポスター発表は、デジタルワークフローと3Dプリンティング技術を応用し、顎顔面骨折への新しい取り組みを試みた研究になります。また、本研究は株式会社アソインターナショナルと締結した「顎顔面外傷へのデジタルワークフローの応用」に関する共同研究プロジェクトの1つであり、大学と企業の各々の強みを活かした産学連携である本研究が評価されたことは大変嬉しく思います。

3D Printing Idea Awards 2025では、前述の装置にデザインをプラスし、患者さんの負担軽減や治療の効率化のみならず、患者さん本人やその周囲の心理的苦痛の軽減を図れればと考えました。作品名は「Ānuenue(アーヌエヌエ) 」(Ānuenueは、Hawaii語で「虹」)。顎顔面骨折からの復帰への希望のシンボルとなることを期待し、前面に「AFTER THE RAIN COMES A RAINBOW」の文字を入れました。また、この試みを通し、3Dプリンティングの”繊細さ”や”技術力”も表現できたかと考えています。

本研究は、これから更に、歯科臨床への還元と社会実装を目指し進めていきたいと考えております。引き続き、大学の研究促進と社会への貢献に尽力する所存です。
改めて、日頃よりご指導、ご助力をいただいている統括研究推進センター(SURAC)の皆様、関係者の皆様および講座の先生方に心より御礼申し上げます。

芳賀先生(1200×800)_修正芳賀秀郷准教授
スライド(1200×800)Award受賞作品「Ānuenue」