普通研究生の山城美咲さんらが第18回日本口腔検査学会学術大会で最優秀賞を受賞

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普通研究生の山城美咲さん(歯学部歯科矯正学講座)らが、第18回日本口腔検査学会学術大会(11月1日~2日:沖縄県 生涯学習文化振興センターゆらてく)において、学術ポスター発表演題名「歯科領域における超音波診断装置の応用:口腔筋機能評価へのアプローチ」にて最優秀賞(ポスター部門)を受賞しました。
 
日本口腔検査学会は、口腔疾患や関連病変の予防・診断・治療・予後に関する検査学を基盤とし、学術と医療の発展を目指す学会です。安全で質の高い歯科医療の提供を通じて、国民の健康と福祉の向上に貢献しています。今年度は「地方における医療提供体制構築〜ゆいまーるプロジェクト〜」をテーマに掲げ、学術大会が開催されました。
 
【共同研究者名】
山城美咲(歯学部歯科矯正学講座 普通研究生)
芳賀秀郷(歯学部歯科矯正学講座 准教授)
高風桃子(歯学部歯科矯正学講座 助教)
赤塚加奈子(歯学部歯科矯正学講座 助教)
梅原郷人(歯学部歯科矯正学講座 普通研究生)
小林理香(歯学部歯科矯正学講座 助教)
龍田椎名(歯学部歯科矯正学講座 普通研究生)
渡邊心(歯学部歯科矯正学講座 歯学研究科2年)
片山真奈(歯学部歯科矯正学講座 歯学研究科1年)
松原こずえ(昭和医科大学歯科病院 歯科衛生室)
永里咲恵(昭和医科大学歯科病院 歯科衛生室)
松田梢(昭和医科大学歯科病院 歯科衛生室)
中納治久(歯学部歯科矯正学講座 教授)

【山城美咲さんのコメント】

この度は、このような栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。
本研究は、超音波診断装置を口腔筋機能評価に応用したものとなります。

口腔筋機能の詳細把握や定量化は困難が多く、同時に解決すべき喫緊の課題でもあります。学童期患者を対象とした本研究結果より、奥歯の萌出状況と顔周囲の咬むために働く筋肉との関係や唇を閉じるための筋肉と下唇の口輪筋の厚みに相関が確認され、超音波診断装置を歯科領域で応用することの有用性が示唆されました。

今回の発表にあたり、ご指導を賜りました中納治久教授、芳賀秀郷准教授をはじめ、多くの先生方・関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。今後、多くの課題を解決した上で、歯科臨床への還元を目指しております。引き続き研究に精進し、大学の研究促進と社会への貢献に尽力する所存です。

改めて、日頃よりご指導、ご助力をいただいている統括研究推進センター(SURAC)の皆様、関係者の皆様および講座の皆様に心より御礼申し上げます。



山城先生(800×1000)山城美咲さん

【関連リンク】
日本口腔検査学会