歯学研究科2年の田村修一さんが日本歯科理工学会令和7年度関東地方会セミナーで研究奨励賞を受賞

受賞・表彰#歯学研究科

田村修一さん(歯学研究科歯科矯正学分野2年)らが、日本歯科理工学会令和7年度関東地方会セミナー(11月8日:東京都 エッサム神田グリーンホール)において、口演発表演題名「矯正歯科治療に用いる熱可塑性シートの粘弾性試験」にて研究奨励賞を受賞しました。
 
日本歯科理工学会は、歯科理工学に関する分野(歯科生体材料、歯科材料・器械及び歯科技術)の進歩と発展を図り、国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的としています。
 
【共同研究者名】
田村修一(歯学研究科歯科矯正学分野2年)
荻野(田中)玲奈(歯学部歯科理工学講座 准教授)
芳賀秀郷(歯学部歯科矯正学講座 准教授)
中納治久(歯学部歯科矯正学講座 教授)
柴田陽(歯学部歯科理工学講座 教授)

【田村修一さんのコメント】

この度は、このような栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。
本研究は、矯正歯科臨床で用いられている熱可塑性シートの加工前後を解析し、粘弾性の変化を評価した研究になります。
熱可塑性シートとは、近年需要が増加している「マウスピース型矯正装置」の元となる材料であり、一般的に広く用いられていますが、一方で、その矯正力についての基礎的な研究やデータは少ないのが現状です。
今後の研究では、保管状況等の条件の比較も検討していきたいと考えております。

今回の発表にあたり、ご指導を賜りました柴田陽教授、荻野(田中)玲奈准教授をはじめ、多くの先生方・関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。今後、多くの課題を解決した上で、矯正歯科臨床への還元を目指しております。引き続き研究に精進し、大学の研究促進と社会への貢献に尽力する所存です。改めて、日頃よりご指導、ご助力をいただいている統括研究推進センター(SURAC)の皆様、関係者の皆様および講座の皆様に心より御礼申し上げます。



田村さん(1200×800)左から、柴田陽教授、田村修一さん、荻野(田中)玲奈准教授
【関連リンク】
日本歯科理工学会