田代良彦講師が第33回日本消化器関連学会週間(JDDW2025)で優秀演題賞を受賞
受賞・表彰#医学部
田代講師は演題名『医工連携により実現した「光る手術用ガーゼ」の臨床応用と将来展望』を発表し、光るガーゼの開発及び実際の手術での有用性を示したことが高く評価され同賞に選定されました。
【田代良彦講師のコメント】
この度は、このような名誉ある賞を頂戴し大変光栄に存じます。
昭和医科大学・東京科学大学・京都工芸繊維大学の三大学による医工学連携を通じ、肝機能検査で用いられるIndocyanine green(ICG)を染色した蛍光ガーゼを新規開発し、臨床応用を行っていることを報告して参りました。手術の低侵襲化に伴い出血量が少ない手術が可能になっておりますが、ガーゼはいまだに手術の必需品として使われております。
一方で、低侵襲手術は視野制限があることに加えて、手の役割を果たす鉗子と呼ばれる手術機器に操作制限と触覚が欠如していることから、一旦ガーゼを見失うと発見に難渋するヒヤリハットは数多く発生し、いまだにガーゼ遺残の報告例がゼロに至っていないのが現状です。
教室では、2008年に青木武士教授(医学部外科学講座消化器一般外科学部門)が世界で初めてICGを用いて肝区域同定に成功し、それ以降、多くの領域でICG蛍光法を用いた手術を行って参りました。現在では、内視鏡手術やロボット支援下手術においても蛍光観察機器は標準装備として搭載され、それに伴って複数の蛍光医療機器が開発、臨床応用されております。
今回開発いたしました「光るガーゼ」は、新規蛍光医療機器として将来的に蛍光ガイド手術領域の新規開拓とともに、医療安全分野であるガーゼ遺残の予防にも寄与することが可能になります。本発表は、青木教授のご指導の元、東京科学大学の安藤慎治教授(物質理工学院 応用化学系)、京都工芸繊維大学の安永秀計准教授(繊維学系)とともに遂行した研究テーマであり、手術で協力して下さった教室の先生方や手術室スタッフの方々を含めてこの場をお借りして深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
昭和医科大学・東京科学大学・京都工芸繊維大学の三大学による医工学連携を通じ、肝機能検査で用いられるIndocyanine green(ICG)を染色した蛍光ガーゼを新規開発し、臨床応用を行っていることを報告して参りました。手術の低侵襲化に伴い出血量が少ない手術が可能になっておりますが、ガーゼはいまだに手術の必需品として使われております。
一方で、低侵襲手術は視野制限があることに加えて、手の役割を果たす鉗子と呼ばれる手術機器に操作制限と触覚が欠如していることから、一旦ガーゼを見失うと発見に難渋するヒヤリハットは数多く発生し、いまだにガーゼ遺残の報告例がゼロに至っていないのが現状です。
教室では、2008年に青木武士教授(医学部外科学講座消化器一般外科学部門)が世界で初めてICGを用いて肝区域同定に成功し、それ以降、多くの領域でICG蛍光法を用いた手術を行って参りました。現在では、内視鏡手術やロボット支援下手術においても蛍光観察機器は標準装備として搭載され、それに伴って複数の蛍光医療機器が開発、臨床応用されております。
今回開発いたしました「光るガーゼ」は、新規蛍光医療機器として将来的に蛍光ガイド手術領域の新規開拓とともに、医療安全分野であるガーゼ遺残の予防にも寄与することが可能になります。本発表は、青木教授のご指導の元、東京科学大学の安藤慎治教授(物質理工学院 応用化学系)、京都工芸繊維大学の安永秀計准教授(繊維学系)とともに遂行した研究テーマであり、手術で協力して下さった教室の先生方や手術室スタッフの方々を含めてこの場をお借りして深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
左から、田代良彦講師、青木武士教授
【関連リンク】
第33回日本消化器関連学会週間(JDDW2025)
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