第58回卒業式を挙行しました

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3月1日、第58回卒業式を上條記念館で挙行しました。
143名が卒業を迎え、小川良雄学校長から総代に卒業証書が授与されました。
続いて、小川学校長は告辞で「新型コロナウイルス感染症の影響がある中、大きな変化に順応し、自身でたくさんの知識を身につけられました。この学び舎を巣立つ皆さんが、3月22日の国家試験の発表で、全員が合格されるものと確信しております。これからは、チーム医療の重要な一員として、また患者さんにとっては最も身近な医療人となります。患者さんからは感謝の言葉はもちろんですが、時として理不尽な言葉をかけられることもあるでしょう。病気と闘う患者さんには、健康な人には分からない悩みがあります。患者さんは看護師を信頼しているからこそ、いろいろなことを訴えるものです。この3年間で学んだ至誠一貫のまごころを持ち、清楚な美の精神で患者さんに向き合う看護を実践してください。その先には必ず成長した自分を発見できるはずです。皆さんの将来が前途洋々となることを祈ります」と述べ、卒業生の門出を祝福しました。
卒業生代表は答辞で3年間の学生生活を振り返り「入学当初は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン授業が多く、毎日必死に授業動画や課題と向き合っていました。実習が始まり専門的領域まで学修が進んでいくと、患者さんを多角的視点で捉え、起きている事柄を点と点で結び、患者さんやその家族のニーズは何かを考えることができました。3年間、毎日の生活を見守り支えてくれた家族、学校生活がより充実した日々になるように支えてくださった先生方、学びと成長の機会を与えてくださった指導者や患者さんのおかげでここまでこられたと実感しています。これまで過ごしてきた日々に自信と誇りを持ち、感謝の気持ちを忘れず、“理想の看護師像”に近づくことができるよう、初心を忘れず、ひたむきに努力していくことをここに誓います」と決意を表しました。
このほか、式典では、小口勝司理事長、上條由美副理事長、久光正学長、小風暁医学部長からの祝辞や在学中に学業・人物ともに優秀であった卒業生に贈られる鈴木モヨ賞、石井満賞、そして昭桜会賞の授与も行われました。

卒業証書授与卒業証書授与
告辞を述べる小川良雄学校長告辞を述べる小川良雄学校長
在校生からの送辞在校生からの送辞
答辞を述べる卒業生答辞を述べる卒業生
鈴木モヨ賞・石井満賞・昭桜会賞鈴木モヨ賞・石井満賞・昭桜会賞
記念撮影記念撮影