心臓血管外科 助教(江東豊洲病院)


募集人員若干名
身分助教
応募資格専攻医プログラム対象外の医師
勤務場所江東豊洲病院
心臓血管外科(循環器センター)
診療科の特色臨床
当科ではいわゆる後天性心疾患に分類される疾患すべて及び大血管・末梢血管疾患の治療を経験することができます。
  1. 狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患に対しては内胸動脈、橈骨動脈、胃大網動脈などの動脈グラフトを多く使用し国内トップレベルの早期及び長期成績を達成しています。
  2. 弁膜症治療においては可能な限り自己弁を温存し修復する弁形成術を行います。僧帽弁閉鎖不全症は98%以上形成術を施行しています。僧帽弁単独の疾患に対しては右乳房下に6~7cmの切開で行う右小開胸手術も行っています。2尖弁の大動脈弁閉鎖不全症に対しての弁形成術も行っています
  3. 大血管に対する手術:緊急手術を要する急性大動脈解離や動脈瘤破裂、待機手術としての胸部、胸腹部、腹部大動脈瘤すべての手術を極めて高い安全性で行なうことができます。また適応症例にはステントグラフトを積極的に使用しています。
  4. 心房細動に対するメイズ手術も積極的に行なっています。

詳細な手術の内容は、当科ホームページ(http://www.showa-cvs.com/geka/index.html)を参照してください。手術動画、当院開院後1年の開心術116例の内訳などが記載してあります。

当科の治療に対する基本方針は、リスクの高い症例においても可能な限り良い術前状態で手術にのぞみ、質の高い手術を行うことです。よって重症患者様の術前管理・手術・術後集中治療を通して、循環・呼吸管理を中心とした全身管理を深く学ぶことができます。

研究
当科では学術活動として多数の臨床研究を行っております。現在進行中の研究内容は、
  1. 重症三尖弁閉鎖不全症に対するパッチを用いた前尖拡大術の検討
  2. 巨大左房縫縮術の呼吸機能及び運動耐容能改善効果に関する臨床的検討
  3. 大動脈弁輪縫縮術を応用した大動脈2尖弁形成術の検討
  4. 僧帽弁形成術後の機能的僧帽弁狭窄症および運動耐容能の低下に対する検討
  5. 低左心機能の僧帽弁閉鎖不全症患者に対する弁尖拡大を伴う形成術の有用性の検討
などであります。

現在予定している研究内容も多数あり、我々は臨床業務と並行させてこれらの研究に従事しております。よって修練医・研修医は、臨床から離れることなく学位(医学博士)を取得することができます。成果は積極的に全国学会で発表しています。今年の日本胸部外科学会には5年目の修練医が一般口演で演題を発表しました。その後の論文作成の指導も含めた学術的活動のサポートを積極的に行っています。

教育
修練医・研修医の教育を目的として、院内勉強会、講義、講演会も充実しています。
  1. 最新の循環器疾患に関する重要論文・最新の知見を勉強する抄読会が毎週行われています。
  2. 隔週で循環器センター(心臓血管外科・循環器内科合同)勉強会(講義)が行われています。(詳細は上記ホームページをご参照ください。)
  3. 半年おきに動物の心臓を使用して冠動脈バイパスや弁置換・弁形成を実際に施行して勉強するウェットラボを開催しています。
  4. 全世界でご高名な心臓血管外科の先生方をお招きして江東豊洲心血管カンファレンスを年1回開催します。(今年は2月に開催しました。)

以上のような診療・教育・研究体制が当科の特色となっております。
給与
  • 本学規程により決定いたします。
  • 住居手当、扶養手当、通勤手当、時間外診療手当、当直手当 有
  • 賞与:年2回(7月、12月)
  • 年収(概算見込額):卒後8年目 600万円
社会保険私学共済保険(健康保険)、私学共済年金(年金)、雇用保険、労災保険
福利厚生昭和大学厚生資金貸付制度
私学事業団共済事業貸付制度
リゾートトラスト、ベネフィットワンの優待利用施設
応募書類
募集期間随時
選考方法書類選考、面接
お問い合わせ先昭和大学人事部人事課 医師採用担当
TEL : 03-3784-8013(直通)
受付時間:平日8:30~17:00
Mail : jinji@ofc.showa-u.ac.jp
※ご応募希望の方はお問合わせ先までご連絡ください。