人体機能再生イノベーション創出の支援整備事業

名称

人体機能再生のイノベーション創出の支援整備事業

期間

単年度(平成21年度)

概要

本プロジェクトは、
A.脳・脊髄再生
B.心・血管再生
C.消化器再生
D.硬組織・上皮再生
E.機能再生ロボット
の5つの再生医学医療分野の教育研究グループで構成される。プロジェクトの総括責任者は塩田清二教授(医学部)があたり、プロジェクトの一元化の組織整備と円滑な運営を図る。教育研究体制を取り巻く支援組織として、体制を整える。それぞれに支援スタッフを配置する。

機能再生ロボット開発では、先行企業内に昭和大学医工学研究室を併設し、他大学とも医工学連携を図る。各再生医療プロジェクトは、複数の国際アドバイザーとPO(日本学術振興会学術システム研究センター副所長・黒木登志夫博士)によるレビューと助言により世界トップレベルの再生医療教育研究の拠点構築を目指す。
プロジェクトの概要図

目的

本学は、間葉系骨髄幹細胞を用いた再生医療を進めている。すでに脳梗塞や脊髄損傷に対する骨髄幹細胞の治療効果を実験的に明らかにし、臨床的には血管新生治療を行っている。また、医学教育においては人体機能を再現した患者ロボットの開発を行っている。
本プロジェクトは、本学の特色である骨髄幹細胞を用いた再生医学・医療と先進的工学技術によるイノベーション創出のために、プログラムオフィサーと事業推進担当者から構成されるプロジェクトチームを設立し、次の3つの支援体制を強化する。

教育研究支援事業

  1. 知的財産の保護およびトランスレーショナルリサーチ(TR)支援体制強化
  2. 競争的資金の獲得・運営の強化
  3. 産官学連携とキャリア支援の強化

研究技術支援事業

基礎・臨床応用研究と卒後教育を円滑に行うための支援体制の強化

国際連携(交流)支援事業:国際関連と広報活動の強化

これらの支援体制の整備・強化は、医療系総合大学である本学のさらなる発展とひいては、わが国の人体機能再生のイノベーションの創出に貢献すると思われる。