公開講座 旗の台キャンパス
第64回 昭和大学公開講座(オンライン講座)
暮らしと健康 ~アレルギー性疾患の最前線~
(「第31回国際喘息学会日本・北アジア部会」共催)
暮らしと健康 ~アレルギー性疾患の最前線~
(「第31回国際喘息学会日本・北アジア部会」共催)
昭和大学と品川区は、大学における教育・研究を社会に開放し、文化の向上と保健医療の推進を目指して、公開講座を開催しております。
2022年度 秋季公開講座については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により集合形式での開催に代わって、WEB開催としています。
受講方法
以下の「動画配信ページ」からご視聴ください。視聴期間 2023年4月末頃まで
※2022年12月24日以降は品川区から発行されたID、パスワードを入力せずにご視聴いただけます。
お問い合わせ先
品川区文化観光課 生涯学習係
TEL 03-5742-6837
品川区文化観光課 生涯学習係
TEL 03-5742-6837
講座内容
気管支ぜん息 ~症状と診断、最新の治療について~
講師:昭和大学 医学部内科学講座 呼吸器・アレルギー内科学部門 教授
/昭和大学病院 病院長 相良 博典
気管支ぜん息は咳、痰、ぜーぜーなどの症状がでる疾患です。最近の治療は大きく変わり様々な治療薬が登場してきました。季節の変わり目、風邪を引いた後、寒暖差が大きい時など、発作は起こりやすくなるのが特徴です。話の内容は、ぜん息と診断する際のポイント、対処法、また発作を起こした時にどのように対応するのか、薬の特徴などをわかりやすく解説いたします。その咳、大丈夫?
講師:昭和大学 医学部内科学講座 呼吸器・アレルギー内科学部門 教授
/昭和大学病院 病院長 相良 博典
咳は皆さんも良く経験する症状だと思います。すぐ治る咳だと良いのですが長引く咳にはしっかりと診断をつける必要があります。咳と一緒に痰が絡むものと、あまり痰が絡まないものがあります。痰が絡む咳は痰を出そうとする咳がほとんどですので、あまり咳を止める治療はしません。一方で、痰がからまない咳は、しっかりと治療していかなくてはいけない咳になります。話の内容は、咳に対する注意点を中心にお話して、治療にはどのようなものがあるかについてもわかりやすくお話しいたします。
成人の食物アレルギー及びアナフィラキシー ~症状と診断、対処方法について~
講師:昭和大学 医学部内科学講座 呼吸器・アレルギー内科学部門 准教授
/昭和大学病院 診療科長補佐 鈴木 慎太郎
本邦の食物アレルギー診療・研究は永く小児科領域に光が当てられてきました。しかしながら、この30年ほどで思春期以後、成人領域(「おとな」)の食物アレルギーは年々受療ニーズが増え、おそらく国全体でも罹患する患者が増えていることが推察されます。疫学研究が進んだ米国の報告では10人に1人は何らかの食物アレルギーによる症状がある、とする報告もあります。食物アレルギーによる症状のうち最重症の病型がアナフィラキシー(ショック)です。本講演では食物アレルギー、アナフィラキシーに関して、「おとな」の症例の特徴やその治療・管理方法について解説します。アニサキスアレルギーを知っていますか?
講師:昭和大学 医学部内科学講座 呼吸器・アレルギー内科学部門 准教授
/昭和大学病院 診療科長補佐 鈴木 慎太郎
アニサキスは魚介類に寄生する寄生虫の一種です。サバやアジに限らず、食卓に上がる魚介類にはアニサキスが寄生している可能性がほぼ全ての魚種であります。食事の中からヒトの体内に入ってしまった場合、活きのいいアニサキスが胃や小腸の壁に刺さると激痛や嘔気を訴えるアニサキス症を発症します。感染症の法律で食中毒の一種と定められています。アニサキスがヒトにもたらす疾患にはもうひとつあり、それがアニサキスの体内や分泌物に含まれるアレルゲンによるアニサキスアレルギーです。日本や韓国、スペイン、イタリアなど魚介類を生食や低加工で喫食する地域での報告が多く、症状としては蕁麻疹、消化器症状、ときにアナフィラキシーショックを生じることが知られています。身近なようで、あまりよく知られていない同疾患について解説します。お問い合わせ先
昭和大学 学事部学事課
〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
TEL : 03-3784-8022
昭和大学 学事部学事課
〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
TEL : 03-3784-8022