- 昭和大学医師臨床研修センター
- 研修センターについて
センター長ごあいさつ

ごあいさつ
医師が能力を磨く上で最も重要な時期は、言うまでもなく医学部を卒業し医師となってからの数年です。誰もが優れた医師になりたいと願っていることでしょう。優れた医師になるには絶対に必要な条件があります。それは、教育的な指導者につき、レベルの高い仲間と切磋琢磨し、多くの症例を経験することです。つまり、医師としての能力は、先天的な頭の良さというより、環境に大きく左右されるのです。幸い、環境は自分で選択することができます。昭和大学は、昭和大学病院、藤が丘病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院を含む7病院を擁し、多彩で充分な症例数を経験できる環境にあります。指導医の数は500名を超え、世界有数の臨床医から身近な若手の先輩まで、必ずやあなたの医師としての人生の道しるべとなるロールモデルが見つかることでしょう。指導医の中でも取り分け、2年後に専攻医プログラムを選択する際に重要な、選択科の責任者(教授)はあなたの人生に大きな影響を与えます。責任者の診察法や治療の仕方はもとより、患者への話し方や歩き方まで、自ずと責任者に似てくるものです。将来進む専門科が決まっている方は、臨床研修プログラムの選択にあたり、ぜひとも昭和大学の責任者や指導医と会い、自分の目で見て、話して、感じて、ご自分に最も適したプログラムを悔いのないよう選択して下さい。
幸い昭和大学は、建学の精神である「至誠一貫」の心を90年余にわたり大切にしています。昭和大学を卒業した医師は、全員が大学一年生の時に全寮制の生活で、一部屋に医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の学生と、文字通り寝食を共に過ごします。その経験から、自分と異なる立場の人間を尊重し、医療従事者として対等に切磋琢磨して6年間を過ごします。仲が良く、ひとを非難することなく温かく接する昭和大学の校風は医師となってからも引き継がれていきます。たとえあなたが他学の卒業生であっても、同窓生と変わらず受け入れられ、きっと厳しくも心地よい修練の日々をもたらしてくれることでしょう。
この文章を読んで頂いた方全員が、教育的な師匠や良い仲間に恵まれ、臨床研修医として充実した研鑽が積めることを心から祈念しています。
昭和大学医師臨床研修センター
センター長 泉 美貴
臨床研修の管理運営体制と研修センターの役割
※各研修病院の実施する研修および評価等を統括し支援する部門として、医師臨床研修センターを置きます研修管理委員会(基幹型各病院)
①研修プログラムに則った研修の実施及び管理②研修医の全体的管理
③研修医の研修状況の管理
④担任指導医等の指導、管理
⑤その他、卒後臨床研修に関する業務
研修センター
①研修プログラムの作成及び管理、評価、改善②研修医の募集、受付、採用
③研修ローテーションの決定及び管理
④研修実施の統括
⑤研修医評価の統括、修了認定の統括
⑥研修体制、指導体制の改善
⑦研修に関する記録の保存
⑧研修後及び研修中断後の進路に関する相談等の支援、その他
⑨指導医の養成(指導医講習会開催)