病院長ご挨拶



OPD_0012r昭和医科大学江東豊洲病院
病院長 横山 登
 昭和医科大学江東豊洲病院のホームページにアクセスいただきありがとうございます。

 当院は、2014年3月24日に「昭和医科大学江東豊洲病院」としてリニューアルオープンし、今年で10年目を迎えます。前身となる「昭和医科大学附属豊洲病院」の開院以来、豊洲地区を中心とした東京都の東部医療圏の中核を担い、患者さんの多くが江東区および近隣から来院される典型的な地域密着型の病院であり二次救急医療にも積極的に取り組んでいます。また、地域の災害拠点病院として、大規模災害や水害対策を強化した、地域および被災地の支援体制(DMAT)機能を保有する病院でもあります。開院10年目を迎え、地域の皆様にも十分認知されてきましたが、本当に大切なのはこれからの10年間だと思っています。これらからの10年間で「進化する病院」にしたいと思っています。
 
 病院の理念として、①まごころの医療、②安全・安心の医療、③地域と連携する医療、④医療人の育成、⑤高度医療の推進の5つを掲げており、具体的な方針は「女性とこどもにやさしい病院」「多職種によるチーム医療の実践」「新しい医療文化を創造する」などをあげて信頼される病院を目指しています。当院の立地する豊洲地区は日々発展し変貌している地域です。とくに子供を含めて若年層やファミリー層も急増している地域で「女性とこどもにやさしい病院」を目指しており、患者さんを中心によりよい医療の提供のため「多職種によるチーム医療」を実践しています。また消化器疾患(消化器センター)はもとより循環器疾患(循環器センター)や脳血管疾患(脳血管センター)、さらに産科(周産期センター)、小児科疾患(こどもセンター)はホットラインを設けて、24時間の救急対応を行っており、“安全・安心の医療”を心がけています。また、「進化する病院」として今年は新たに不妊外来を拡大いたします。2022年度に保険適応となり患者様のニーズにお応えして一般不妊治療に加えて生殖補助医療(体外受精・顕微鏡受精等)の開始を予定しています。

 当院の最大の特徴は大学の附属病院としては初めてとなる、土曜・日曜日、さらに祝日も平日と同様に(週日化)外来診療・検査そして定期手術などを行う体制をとっていることです。このような患者さんの利便性や近隣の医療機関の診療のバックアップ体制にも多少なりとも寄与できる「新しい医療文化を創造する」ことも目指しています。また、大学の附属病院の役割として次世代に続く“医療人の育成”も重要な使命と考えています。本学建学の精神である『至誠一貫』の理念で専門的かつ実践的な能力を持つ医療人の養成のために、臨床研修医ならびに医・歯・薬学部生や看護学生などの診療への参加なども必要であれば患者さんの同意のもとお願いしています。
 
 当院では“かかりつけ医“の近隣の医療機関の先生方との“ふたり主治医制”も目指しております。今後もより一層地域医療に貢献できる、より良い病院を目指して職員一同一丸となって努力いたしますのでよろしくお願いいたします。