口腔機能リハビリテーション科

お知らせ

診療科紹介

馬場病院長-s診療科長代理
馬場 一美
当科は摂食嚥下障害(飲み込みの障害)、言語障害(言葉の障害)、閉塞性睡眠時無呼吸症候群およびその他の口腔機能障害や異常習癖など口腔顎顔面の機能障害の診断、治療を行っています。
特徴としては、摂食嚥下障害から言語障害まで様々な口腔の機能障害に幅広く対応できること、言語聴覚士、歯科衛生士などの専門スタッフと歯科医師がいつでも一緒にチームとして診療する体制が整っている点です。
食べる・話すなどの口腔機能障害の問題でお悩みの方は、どうぞ当科にご相談ください。

診療体制

常勤スタッフは歯科医師13名と言語聴覚士2名で、そのほかに非常勤講師の歯科医師9名と筋機能療法担当者1名が診療に参加しています。
 摂食嚥下障害の患者さんには既存の各種機能評価装置や検査時状況画像・呼吸音と嚥下音・嚥下機能検査画像の同時記録システムなどを用いて正確な診断を行い、機能訓練法、機能改善装置などを用いて高度な専門診療を行っています。様々な原因により当院に通院できない摂食嚥下障害の患者さんには訪問診療を行っております(ただし紹介状があり、当院より16km以内の方に限ります。また病状によっては訪問できない場合もあります)。また状況に応じ入院加療を行う場合もあります。
 言語訓練の患者さんは初診時、歯科医師が診断を行い、2回目以降は言語聴覚士が対応いたしますが、患者さんによっては機能改善装置を作製し、歯科医師と言語聴覚士が協働して診療にあたります。
筋機能訓練(MFT)を行う患者さんは初診時、歯科医師が診断を行い、2回目以降は歯科衛生士が訓練、指導など対応いたします。
 当院内科クリニックとの連携をはじめとし、本学医学部附属病院各科、他大学病院、癌専門病院、地区歯科医師会、地区医師会とも積極的に連携を行っています。

診療方針

当科は、口腔機能障害の診断と治療において、高度な専門診療を展開しています。
 各種機能評価装置、神経筋電気刺激装置など最新鋭の医療装置を備え、最新かつ最も精度の高い診断、治療を展開しています。また治療効果の判定も客観的、数量的に行います。
 リハビリテーションについては楽に行えるものはほとんどありません。No pain, no gain(苦労なくして得るものなし)が口腔リハビリテーションの大前提です。
 当科では患者さんならびにご家族のモチベーション(意欲)を高めるために患者さんに寄り添ったリハビリテーションを行っております。

特徴的な診療領域

1.食べる・飲む機能の障害(摂食嚥下障害)に対する治療・訓練

脳卒中やお口の癌の術後、生まれつきの病気などにより食べる機能が低下している方へ、嚥下補助装置(飲み込みを助けるための入れ歯)、顎義歯(手術であごに欠損ができた方への入れ歯)、当科で開発した下顎復位装置、熱可塑性レジン性開口訓練器などを作製したり、機能回復・獲得のための訓練を行います。

2.ことばの障害(発音障害)に対する治療・訓練

脳卒中やお口の癌の術後、生まれつきの病気などにより上手く話せない方や、口の中に異常はないけれども発音しにくいことばがある方へ、発音補助装置(発音を助けるための入れ歯や鼻栓)を作製したり、言語の専門家(言語聴覚士)がマンツーマンでことばの訓練を行います。

3.いびきや夜間の無呼吸(閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群:OSAHS)の治療

いびきや睡眠中に無呼吸になる患者さんに対し、口腔内装置(睡眠中の呼吸をしやすくするマウスピース)を作製します。なお、OSAHSの診断や口腔内装置の効果判定は紹介元医療機関あるいは当院内科クリニックで行います。

4.口腔筋機能療法(MFT)、フェイスニング

指しゃぶりや舌癖などの異常習癖に対するトレーニング(MFT)や、より魅力的な笑顔をつくるためのトレーニング(フェイスニング)を行います。

診療実績

口腔リハ
※2022年4月より診療科名が変更になりました。
  口腔リハビリテーション科 → 口腔機能リハビリテーション科

主な対象疾患

当科には以下のような患者さんが特に多く受診されます。

  1. 機能性構音障害:病気は持っていないけれど、なかなか赤ちゃん言葉が治らない、特定のことばがいいづらいなど。
  2. 頭頸部腫瘍:特に術後の摂食・嚥下障害や言語障害の訓練、特殊な機能改善装置作成目的でいらっしゃいます。
  3. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群:夜間の無呼吸、いびき、日中の過度の眠気のある方に口腔内装置を作成します。

そのほか、どのような御病気を持って当科を受診する方が多いかは下記のグラフをご参照ください。
口腔リハグラフ2

スタッフ紹介

医師名役職資格
伊原 良明講師・診療科長補佐特定非営利活動法人日本口腔科学会認定口腔科学認定医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科認定医
一般社団法人日本障害者歯科医学会認定障害者歯科認定医
一般社団法人日本口腔リハビリテーション学会認定医・暫定指導医
一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
野末 真司講師一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
一般社団法人日本障害者歯科医学会認定障害者歯科認定医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科専門医
中道 由香助教一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科専門医
一般社団法人日本有病者歯科医療学会認定有病者歯科専門医
田下 雄一助教公益社団法人日本口腔外科学会認定口腔外科認定医
特定非営利活動法人日本口腔科学会認定口腔科学認定医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科認定医
一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
林 皓太助教(歯科)一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
野口 毅助教(歯科)一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
小俣 孝仁助教(歯科)
中西 あゆみ助教(歯科)
武井 良子言語聴覚士一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
一般社団法人 日本口蓋裂学会認定 口唇裂・口蓋裂認定師(音声言語分野)
多々良 紘子言語聴覚士一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
石野 由美子筋機能療法士(MFT)一般社団法人 日本歯科審美学会 認定士
一般社団法人 日本口腔リハビリテーション学会 認定歯科衛生士
特定非営利活動法人 日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士1級・歯並びコーディネーター
特定非営利活動法人 日本咀嚼学会 健康咀嚼指導士
フェイスニング公認講師
Zickefoose MFT講習会インストラクター
飯泉 嘉基大学院生
石黒 光哲大学院生
加藤 宏隆大学院生
砂川 厚実大学院生
山本 みなみ大学院生
髙橋 浩二名誉教授公益社団法人日本口腔外科学会認定口腔外科専門医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科指導医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科専門医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定摂食機能療法専門歯科医師
特定非営利活動法人日本口腔科学会認定口腔科学指導医
特定非営利活動法人日本口腔科学会認定口腔科学専門医
一般社団法人日本障害者歯科学会認定障害者歯科認定医
一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
一般社団法人日本口腔リハビリテーション学会暫定指導医
一般社団法人日本静脈経管栄養学会認定TNT修了
森 紀美江兼任講師公益社団法人日本口腔外科学会認定口腔外科指導医
公益社団法人日本口腔外科学会認定口腔外科専門医
横山 薫兼任講師一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
一般社団法人日本障害者歯科学会認定障害者歯科認定医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科専門医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定摂食機能療法専門歯科医師
大沼 光司兼任講師一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
上杉 雄大兼任講師一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科認定医
小池 丈司兼任講師一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
一般社団法人日本老年歯科医学会認定老年歯科認定医
一般社団法人日本老年歯科医学会認定摂食機能療法専門歯科医師
服部 匠真兼任講師
2022年10月1日 現在

外来担当医表

口腔機能リハビリテーション科

医療従事者の⽅へ

研究内容

  • 摂食嚥下障害のスクリーニング検査やミールラウンドで用いられている頸部聴診を用いた音響分析による摂食嚥下障害の同定。
  • 摂食時の姿勢が嚥下機能に与える影響についての解明。
  • 頭頸部癌患者におけるQOLに与える影響についての検討。
  • 神経電気刺激療法や干渉波刺激療法が嚥下機能に与える影響についての解明。
  • 顎変形症患者における咀嚼機能および言語機能に関する研究。

医療連携・紹介制度について

当科の診察・訓練は予約制で行っております。
 患者さまの状態や治療内容によっては、診察時間を2時間以上必要とする場合もございます。
 ご紹介頂きます患者さんには、初診時から予約をお取りになってからいらっしゃって頂きますようご案内下さい。
 
当科の予約はお電話にて受け付けております。
地域歯科医療連携室
電話:03-5498-1954(直通)

当外来の予約変更について

口腔機能リハビリテーション科受付
 電話番号(直通):03-5498-1929

受付時間:月曜日~土曜日 9:00~16:00
休診日:日曜日、祝日、創立記念日(11月15日)、年末年始