多焦点眼内レンズについて

多焦点眼内レンズを挿入された眼は、遠方、中間から近方まで自然に近い見え方をえることができます。遠用・近用眼鏡を使用する頻度が減るため、眼鏡を携帯する必要が少なくなります。しかしながら、新聞や辞書のとても小さな字を見るには近用鏡が必要になることがあります。また夜間はハローグレア現象を自覚します。最近の多焦点レンズは高機能ですが、夜間の運転が多い方、色彩の仕事をされている方、とても近くの細かい仕事を長時間メガネなしでされている方にはお勧め致しません。自分のライフスタイルに合わせ、単焦点と多焦点を選択されることをお勧めします。詳しくは担当の医師にご相談ください。

多焦点眼内レンズ実績

2023年 135眼
2022年 103眼 
2021年 147眼
2020年 202眼
2019年 144眼

多焦点眼内レンズ


PanOptics®︎(Alcon社) https://www.cataract-iol.jp/
TECNIS Synergy®︎(Johnson & Johnson社) https://www.beyondcataracts.jp

フェムトセカンドレーザーを使用した白内障手術

Alcon社のフェムトセカンドレーザー白内障手術装置(LenSex®︎)を使用した白内障手術(FLACS:Femtosecond LASER assisted Cataract Surgery)を2019年に導入しております。角膜切開、前嚢切開、核分割をレーザーで行います。メスを使用せず、また従来のマニュアル手術にはない高精度の手術を実践できます。多焦点眼内レンズを希望する患者様においてはFLACSを選択することができます。
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ガイドシステムを使用した眼内レンズ固定

Alcon社の ベリオンイメージガイドシステム®︎を使用し、予定した位置に眼内レンズを正確に設置・固定することができます。乱視矯正に大変有用です。多焦点および単焦点眼内レンズの乱視矯正に使用しております。
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手術費用

各種多焦点眼内レンズで費用が異なります。片眼の手術料・入院費用合わせて、おおよそ40万円です。
詳しくは昭和大学病院附属東病院医事課にお問い合わせください。03-3784-8301