眼科 Ophthalmology
診療科紹介
- 「最新の医療」と「チーム医療」を軸にした「安心、安全な医療」を行っております。
- 大学病院の責務である「高度医療」と「急性期医療」を充実させ、「専門性の高い眼科診療」を行っております。
- 眼外傷、救急疾患において迅速に対応しております。
◆診療科長 恩田 秀寿
◆専門分野
外傷性眼疾患(眼窩骨折、外傷性視神経症、網膜剥離、水晶体脱臼、外傷後斜視など)の治療、白内障手術、退行性眼瞼疾患の治療、涙道疾患の治療
◆所属学会
日本眼科学会
日本形成外科学会
日本産業労働交通眼科学会(理事長)
日本眼形成再建外科学会(副理事長)
日本職業・災害医学会(評議員)
眼窩疾患シンポジウム(理事)
日本白内障屈折矯正手術学会
日本眼科手術学会
網膜硝子体学会
日本涙液涙道学会
日本神経眼科学会
The Association for Research in Vision and Ophthalmology(ARVO:米国)
◆専門分野
外傷性眼疾患(眼窩骨折、外傷性視神経症、網膜剥離、水晶体脱臼、外傷後斜視など)の治療、白内障手術、退行性眼瞼疾患の治療、涙道疾患の治療
◆所属学会
日本眼科学会
日本形成外科学会
日本産業労働交通眼科学会(理事長)
日本眼形成再建外科学会(副理事長)
日本職業・災害医学会(評議員)
眼窩疾患シンポジウム(理事)
日本白内障屈折矯正手術学会
日本眼科手術学会
網膜硝子体学会
日本涙液涙道学会
日本神経眼科学会
The Association for Research in Vision and Ophthalmology(ARVO:米国)
◆Best Doctors®︎ に選出されました。2020-2021, 2022-2023, 2024-2025
ひとこと
眼の外傷は眼球、眼窩、涙器、眼瞼、動眼神経などあらゆる領域に損傷をきたすため、幅広い臨床経験が必要です。眼窩骨折に対する診療は3,000症例を超えており、豊富な経験があります。加えて水晶体、網膜硝子体、斜視、眼形成、涙道の手術を多数行ってまいりました。
当科スタッフ共々少しでも患者様のお役に立てれば幸いです。
眼の外傷は眼球、眼窩、涙器、眼瞼、動眼神経などあらゆる領域に損傷をきたすため、幅広い臨床経験が必要です。眼窩骨折に対する診療は3,000症例を超えており、豊富な経験があります。加えて水晶体、網膜硝子体、斜視、眼形成、涙道の手術を多数行ってまいりました。
当科スタッフ共々少しでも患者様のお役に立てれば幸いです。
診療体制と診療方針
外来診療
初診医による医療面接と精密検査後に、教授、准教授、講師の診察を行っております。専門的な診断、高度な治療が必要な場合には、院内の専門外来をご紹介しております。
午前診察
初診、手術後、病状が不安定な方の診察を中心に行っております。
午後診察
専門外来を行っております。主な機器
パターンスキャンニングレーザーパスカル、マルチカラーレーザー、YAGレーザー、SLT、後眼部・前眼部OCT、ゴールドマン視野計、ハンフリー・オクトパス視野計、アイケア、アロマノスコープ、眼科超音波診断装置・UBM、レットカム、高速度カメラ眼球運動解析装置、ベリオンイメージガイドシステム、OCTアンギオ、スポットビジョンスクリーナー、ARGOS、AA2、電子瞳孔計手術
東病院にて手術を行っております。全身麻酔による眼内疾患、眼窩疾患の手術を積極的に行っております。
霰粒腫摘出術などの小手術は外来処置室で行っております。
入院期間
白内障手術:2日〜4日(応相談、片眼)、日帰り手術(土曜日、片眼)
眼形成手術、涙道手術、斜視手術:2〜3日、日帰り手術(第1、第3土曜日)
眼窩骨折手術:4日
硝子体注射:2日
網膜硝子体手術、緑内障手術は病状により入院日数が増減しますが、おおよそ4日〜7日です。
全身麻酔を希望される場合は、手術前日入院、手術翌日以降退院となります。
未就学児は本院の小児科に入院します。
主な機器
眼科手術顕微鏡、眼内内視鏡
水晶体再建術:超音波白内障手術装置、フェムトサカンドレーザー白内障手術装置、ベリオンイメージガイドシステム
硝子体手術:広角眼底観察システム、高速回転硝子体手術装置
緑内障手術:トラベクトーム、緑内障マイクロフック
眼窩涙道手術:涙道内視鏡、鼻内視鏡、ナビゲーションシステム
各年の詳細な手術件数は、眼科学講座ホームページに載せております。
専門領域と担当医師
眼科主要診療領域
角結膜、緑内障、白内障、網膜硝子体、ぶどう膜、屈折矯正、斜視弱視、神経眼科眼科疾患特殊領域
眼外傷、ロービジョン、黄斑疾患、眼形成、涙道、眼アレルギー専門領域 | ◯診療責任者 |
白内障・眼内レンズ | 加齢性白内障、外傷性白内障、眼内レンズ脱臼、無水晶体眼などの治療を行っております。
担当医:◯恩田、齋藤、浅野、遠藤、友寄、木崎、栗岡、砂川、木佐貫、嶌嵜、福岡 |
緑内障 | 緑内障のタイプ、病期に応じた治療(手術:濾過手術、流出路再建術、緑内障インプラント、SLT)を行っております。 ☆ 急性緑内障発作は緊急疾患として対応しております。 担当医:◯齋藤、砂川 |
網膜硝子体 | 網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔、増殖糖尿病網膜症などの治療を行っております。 全身麻酔下での手術を積極的に行っております。 ☆ 網膜剥離、網膜中心動脈閉塞症は緊急疾患として対応しております。 担当医:◯浅野、恩田、友寄、木佐貫 |
眼外傷 | 眼窩骨折、外傷性視神経症、眼球破裂などの眼の外傷(けが)、頭部外傷後の眼球運動障害や斜視、調節麻痺などの診断・治療を行っております。 ☆ 小児眼窩骨折、眼球破裂は緊急疾患として対応しております。 担当医:◯恩田、木崎 |
黄斑 | FA/IA検査、OCTアンギオ網膜循環動態検査にて確定診断、治療を行っております。 抗VEGF薬硝子体内注射は近隣施設と連携して行い、定期的な診察を当院で行っております。 担当医:◯岩渕(非常勤)、浅野、岡和田(非常勤)、友寄 |
眼形成 | 小児、成人の眼瞼下垂症、眼瞼内反症、眼瞼外反症、眼瞼腫瘍の治療を行っております。眼窩下壁骨折(眼窩底骨折)の治療は上顎洞内バルーンや吸収性プレートを用いて整復を行っております。内壁は涙丘切開で行なっております。 担当医:◯恩田、遠藤、吉田(非常勤) |
小児・斜視弱視 | 斜視弱視に代表する小児疾患を予約人数を限定して診療しております。視能訓練士による検査および斜視弱視訓練指導を行っております。特殊眼鏡処方のご相談や斜視手術の適応のご相談に応じております。8歳未満は小児科病棟での入院をお願いしております。 担当医:◯遠藤、恩田、木崎、田中(非常勤)、嶌嵜 |
涙道 | 鼻涙管閉塞症による流涙症や眼脂の治療を行なっております。先天性鼻涙管閉塞の診療を行っております。SGIおよび重症例に対しDCRを行なっております。 担当医:◯恩田、遠藤、嶌嵜 |
神経眼科 | 視神経炎に対する各種抗体検査、眼窩・脳MRI検査を行っております。神経内科、腎臓内科と連携し、ステロイドパルス療法や血漿交換療法を行っております。外傷性視神経症に対し、ステロイドパルス治療、視神経管開放術を行っております。 担当医:◯木崎、恩田、福岡 |
ぶどう膜 | 全身疾患に対する血液検査、FA/IA、OCTアンギオ、前房セルフレア検査、前房水PCR検査を行った上で、ステロイド治療や生物製剤による治療をおこなっております。 担当医:◯木崎、齋藤、福岡 |
角膜 | 角膜感染症、角膜変性などの診療を行なっております。アイバンクと連携して角膜移植を行っております。 担当医:◯和田(非常勤) |
眼アレルギー | アレルギー性結膜炎、春季カタルの診療を行っております。 担当医:◯横山(非常勤) |
ロービジョン | 原病の治療と併行し、現在保有している視力や視野を最大限に活かして少しでも日常生活を楽に送れるようにケアを行っております。 担当医:◯遠藤、平野(非常勤) |
未熟児網膜症 | NICUにて未熟児網膜症診察を毎週実施しております。 担当医:○齋藤、友寄 |
スタッフ紹介 2024年10月〜
常勤医師
医師名 | 役職 | 専門分野(対応分野) | 資格 |
恩田 秀寿 | 主任教授 診療科長 | 眼外傷(眼窩骨折、外傷性視神経症)、白内障、 網膜硝子体、涙道、眼形成、斜視 | 日本眼科学会認定専門医 |
齋藤 雄太 | 准教授 | 緑内障、未熟児網膜症、白内障、ロービジョン | 日本眼科学会認定専門医 |
浅野 泰彦 | 准教授 | 網膜硝子体、白内障、黄斑疾患 | 日本眼科学会認定専門医 |
遠藤 貴美 | 准教授 医局長 診療科長補佐 | 眼形成、白内障、斜視弱視、涙道、ロービジョン | 日本眼科学会認定専門医 |
友寄 英士 | 講師 | 網膜硝子体、白内障、黄斑疾患 | 日本眼科学会認定専門医 |
木崎 順一郎 | 講師 | 神経眼科、ぶどう膜炎、斜視弱視、白内障 | 日本眼科学会認定専門医 |
栗岡 隆弘 | 助教 | 白内障、網膜硝子体 | 日本眼科学会認定専門医 |
石川 美穂 | 助教 | 白内障、網膜硝子体 | 日本眼科学会認定専門医 |
砂川 珠輝 | 助教 | 白内障、緑内障 | 日本眼科学会認定専門医
|
三浦 瑛子 | 助教 | 緑内障、白内障 | 日本眼科学会認定専門医 |
木佐貫 祐揮 | 助教 | 白内障、網膜硝子体 | 日本眼科学会認定専門医 |
嶌嵜 創平 | 助教 | 白内障、涙道 | 日本眼科学会認定専門医 |
福岡 聖也 | 大学院生 | 白内障、ぶどう膜炎 | 日本眼科学会認定専門医 |
加藤 大智 | 助教(医科) | 専攻医1年次 | |
河野 現紀 | 助教(医科) | 専攻医1年次 | |
久保田 大智 | 助教(医科) | 専攻医1年次 | |
紀伊 健太朗 | 助教(医科) | 専攻医1年次 |
非常勤医師
医師名 | 役職 | 専門分野 | 資格 |
稲冨 誠 | 名誉教授 | 小児眼科、眼外傷 | 日本眼科学会認定専門医
|
高橋 春男 | 名誉教授 | 白内障、網膜硝子体 | 日本眼科学会認定専門医
|
関 保 | 客員教授 | ロービジョン | 日本眼科学会認定専門医
|
岩渕 成祐 | 江東豊洲病院眼科教授 | 黄斑疾患 | 日本眼科学会認定専門医
|
清水 潔 | 兼任講師 | 白内障 |
日本眼科学会認定専門医
|
桂 美樹 | 兼任講師 | 白内障 | 日本眼科学会認定専門医
|
西村 有希子 | 兼任講師 | 白内障 |
日本眼科学会認定専門医
|
朝廣 千博 | 兼任講師 | 白内障 |
日本眼科学会認定専門医
|
神谷 諭紀 | 兼任講師 | 小児眼科、斜視・弱視 | 日本眼科学会認定専門医
|
吉田 真人 | 兼任講師 | 眼形成 | 日本眼科学会認定専門医
|
島田 一男 | 兼任講師 | 白内障 | 日本眼科学会認定専門医
|
岡和田 英昭 | 兼任講師 | 黄斑疾患 | 日本眼科学会認定専門医
|
和田 悦洋 | 兼任講師 | 角膜 | 日本眼科学会認定専門医 |
田中 槙子 | 兼任講師 | 斜視・弱視 | 日本眼科学会認定専門医 |
後藤 聡 | 兼任講師 | 涙道 | 日本眼科学会認定専門医
|
山岡 聡子 | 非常勤女性医師 | 白内障 |
日本眼科学会認定専門医
|
横山 康太 | 兼任講師 | 眼アレルギー | 日本眼科学会認定専門医 |
平野 彩 | 非常勤女性医師 | ロービジョン | 日本眼科学会認定専門医 |
外来担当医表
眼科
医療従事者の方へ
医療連携・紹介制度について
初診患者のご紹介について
診療日は14時まで初診(紹介状持参有無問わず)を受け付けております。11時までに受付をした患者様は午前担当医師が、それ以降の受付の患者様は14時以降の午後担当医師が診察をいたします。
*午後受付の患者様は、午後の検査の混雑が予想されるため、緊急疾患でない限り、予約で後日検査を行うことが想定されます。
緊急疾患のご紹介
網膜剥離、網膜中心動脈閉塞症、急性緑内障発作、眼外傷などの緊急性のある疾患を積極的に受け入れております。緊急疾患のご紹介に際しては、その前にご相談をお願いいたします。*月曜日〜土曜日
昼間:眼科外来 03-3784-8552 にご連絡をお願いします。外来医師が対応します。
夜間:当直日(火曜日、金曜日)は、当直医師が対応いたします。それ以外の曜日はオンコール医師が対応いたします。
*日曜日、祝祭日
終日:オンコール医師が対応いたします。
*当日入院・手術になる場合があることを、あらかじめ患者様に伝えていただけますようお願いいたします。
逆紹介・併診について
初期治療で病状が軽快した患者様においては、かかりつけ医制度により紹介元にご紹介させていただきます。なお、大学病院と併診を希望される患者様に対しては大学受診間隔を延長して対応しております。お願い
昨今の医療制度の変化や働き方改革、新専攻医制度により、当科の診療体制も余儀無く対応しております。医師不足により対応に遅れが発生することもありますが、何卒ご容赦お願い申し上げます。今後も地域医療に最大限の対応をしていく所存であります。研究内容
- 眼内レンズの固定位置の研究
- 緑内障インプラント手術後の術後経過及び効果の研究
- 眼球運動の高感度解析の研究
- 微量分析を用いて涙液中の薬物動態を調べる研究
- 分光光度計の眼科手術へ応用する為の研究
- 未熟児網膜症に対する抗VEGFの効果の研究
- 眼窩骨折部位の病理学的研究
- 外傷性視神経症の発症メカニズム
- 多焦点眼内レンズの視覚効果
- 特殊装置による近見作業時の調節緊張の緩和効果
関連病院リンク