内視鏡センター

診療体制


消化器内科 長濵センター長
長濵 正亞
内視鏡センターは消化器疾患の内視鏡診療、呼吸器疾患の気管支鏡診療を行う部署であり、消化器内科、呼吸器内科の医師および内視鏡センター担当看護師、内視鏡検査技師で構成されています。医師体制は、消化器、呼吸器疾患ともに、複数の指導医、専門医が診療を担当しており、消化器内視鏡、気管支鏡を合わせて年間1万件以上の内視鏡検査・治療を実施しております。

特色

当センターの特色としましては、消化器疾患において、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本消化管学会の認定・指導施設を取得しており、大学病院として専門性の高い内視鏡診療を行っています。​
消化管疾患では上部(食道・胃・十二指腸)、下部(大腸)の早期癌に対する内視鏡診断と内視鏡治療の臨床と研究に取り組んでいます。近隣の施設で診断・治療が困難な病変への対応も積極的に受け入れており、安全・確実な内視鏡検査・治療を実施しております。
さらに胆膵疾患では膵癌・胆道癌の早期発見を目指した超音波内視鏡や超音波内視鏡下穿刺吸引術を積極的に施行し、消化管疾患と同様に他の施設で処置が困難な胆膵疾患の内視鏡的処置も積極的に受け入れ、良好な治療成績をあげております。
内視鏡センター01
内視鏡センター02
​当センターには7部屋の内視鏡室とリカバリールームがあります。
患者さんの苦痛軽減のため、希望される方には鎮静剤を使用して検査を受けていただくことが可能です。その場合は検査後にリカバリールームで休んでから帰宅していただきます。
早急に検査が必要な方には、可能な限り当日でも内視鏡検査が行える体制を確保しており、また患者さんの来院の負担軽減のため、上部内視鏡においては他の医療機関からのFAX予約も実施しております。
さらに、当センターには複数の女性医師が勤務しておりますので、女性医師の内視鏡検査を希望される女性の患者さんにも対応可能です。

【緊急内視鏡検査】

​消化管出血や急性胆管炎など、緊急に内視鏡検査・治療が必要な場合には日中、夜間を問わず積極的に内視鏡診療を行っております。夜間についても救急外来と連携して内視鏡医師がon call対応をして診療を行っております。

【上部消化管内視鏡】

  1. 上部消化管内視鏡検査(スクリーニング検査・精密検査)
  2. 上部消化管悪性病変に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)、粘膜下層剥離術(ESD)
  3. 上部消化管出血の内視鏡的止血術
  4. 食道静脈瘤の内視鏡治療
  5. 上部消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術・内視鏡的ステント留置術
  6. 内視鏡的胃瘻造設術

【下部消化管内視鏡】

  1. 下部内視鏡検査(スクリーニング検査・精密検査)
  2. 大腸ポリープ切除術、粘膜切除術(EMR)、粘膜下層剥離術(ESD)
  3. 下部消化管出血の内視鏡的止血術
  4. バルーン内視鏡による小腸病変の診断・治療
  5. カプセル内視鏡による小腸病変の診断

 【胆膵領域の内視鏡検査・治療】

  1. 内視鏡的逆行性膵胆道造影(ERCP)関連検査・治療
  2. 超音波内視鏡(Endoscopic Ultrasonography:以下EUS)、超音波内視鏡下穿刺(EUS-FNA)による細胞診・組織診、EUSドレナージ治療

 【気管支鏡関連検査】

  1. 気管支内視鏡検査
  2. 気管支肺胞洗浄(BAL)
  3. 経気管支鏡下肺生検(TBLB)
  4. 経気管支鏡下リンパ節生検(TBNA)