対象疾患

子宮筋腫

子宮筋腫dr
子宮筋腫の大きさや性状により最適な管理法を相談します。当院では手術療法、薬物療法を行っています。手術が必要な場合でも、開腹手術・腹腔鏡手術・子宮鏡手術を選択するか、子宮を摘出するか子宮を温存するかなど、幅広く相談しています。現在では多くの症例において腹腔鏡手術もしくは子宮鏡手術が可能だと考えております。経過観察の方針であれば、近隣の婦人科クリニックにご紹介して定期検診のフォローをしていただく連携を取っています。
手術療法
  • 腹腔鏡下子宮全摘術  (子宮をすべて摘出する)
  • 腹腔鏡下子宮筋腫核出術(筋腫のみ腹腔鏡で摘出する)
  • 子宮鏡下子宮筋腫摘出術(筋腫のみ子宮鏡で摘出する) など
※年齢や子宮筋腫のタイプにより選択しています。

卵巣嚢腫

良性の卵巣嚢腫に対して治療方針を相談のうえで、手術を選択するかどうかを決めます。手術の場合、ほとんどの症例において腹腔鏡手術が可能です。経過観察の方針であれば、近隣の婦人科クリニックにご紹介して定期検診のフォローをしていただく連携を取っています。
手術療法
  • 腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術(正常卵巣を保存する)
  • 腹腔鏡下附属器(卵巣・卵管)切除術(正常卵巣も摘出する) など

※年齢や卵巣腫瘍のタイプにより選択しています。

子宮内膜症

子宮内膜症dr
手術療法と薬物療法を行っています。手術の場合は、腹腔鏡・開腹手術まで相談しています。ほとんどの症例で腹腔鏡手術が可能です。また子宮内膜症は卵巣が働いていると進行・再発が多く、卵巣の子宮内膜症(チョコレートのう胞)からがんが発生することがあります。経過観察の場合は、近隣の婦人科クリニックにご紹介して定期検診のフォローをしていただくことをお勧めしています。
手術療法
  • 腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術(正常卵巣を温存する)
  • 腹腔鏡下附属器(卵巣・卵管)切除術(正常卵巣も摘出する)
  • 腹腔鏡下子宮内膜症病巣除去術 など

※年齢や内膜症のタイプにより選択しています。

骨盤臓器脱

分娩などの影響で骨盤を支える靱帯が緩み、膣から子宮や膀胱、直腸が出てくる疾患の総称を骨盤臓器脱と言います。治療には膣内にリング(ペッサリー)を挿入し骨盤底筋体操を行う保存療法や手術療法があります。様々な手術方法があります。患者さんに見合った方法をご相談して術式を選択しています。昨年より保険収載された腹腔鏡下仙骨膣固定術(骨盤臓器脱手術)も行なっています。
手術療法
  • 腹腔鏡下膀胱瘤手術 (骨盤臓器脱手術)
  • 前後膣壁形成術、膣式単純子宮全摘術
  • 全膣壁閉鎖術 など

骨盤臓器脱手術

不妊・内分泌疾患

不妊症の原因としての子宮筋腫や子宮内膜症を、不妊症専門のクリニックと連携して手術を行っています。また腹腔鏡検査、子宮鏡検査など不妊症の検査も行っています。
手術療法
  • 子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術
  • 子宮鏡下子宮筋腫摘出術 など