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医療安全に関するメッセージ
手術はもとより注射や検査などの診療行為の多くは、皆さんの身体の負担になります。しかし、治療効果などの「利益」の方が大きいので、医療行為は成り立っています。
ここで皆さんに一考していただきたいのは、医療は本質的には不確実なものであることです。例えば、診療中の偶発的な合併症は、医師や看護師などの不注意による「過失」がなくても起こり得ます。私たちの身体のあらゆる機能は加齢に伴って低下します。健康に生活できている時には大事に至らない程度の機能低下でも、手術などの負担が加わるとそれが原因で思わぬ合併症に見舞われることもあります。また、ひそかに進行していた病気が身体への負担を契機に明らかになることもあります。
重要な合併症で予想できるものについては事前に説明できます。しかしまれな合併症や予想のつかないこともあり、全ての可能性を説明することはできません。私たちが医療行為を行うに当たり、皆さんに同意書を求めますがこうした不確実なことが医療に存在することをご承知いただいたうえで、同意書に署名してください。
疑問があるときには、納得できるまで質問して下さい。納得できない場合には、無理に結論を出さず、他の医師の意見(セカンド・オピニオン)をお聞きになるようお勧めします。何かお困りなことが生じましたら「1階総合サポートセンター」に遠慮なくご相談下さい。
私たちは皆様と協働して質の高い医療を実践していく所存です。今後とも皆様のご協力をよろしくお願い申しあげます。