病院長挨拶

真田先生 写真昭和大学附属烏山病院
病院長 真田 建史
昭和大学附属烏山病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

昭和大学附属烏山病院(以下当院)は、創設から数えますと2026年に開院100年を迎える、我が国有数の歴史を持つ精神科の専門病院です。
当院は、1951年に昭和大学に移管されて以降、精神科患者の社会復帰活動に積極的に取り組んでまいりました。1963年には家族と医療者双方の想いから、患者家族会(あかね会)が発足しました。2013年には発達障害を対象とした家族会(烏山東風の会)も発足しています。
昭和から平成にかけて、病院施設の改装と共に、アルコール諸問題、高齢者の精神医療、精神科救急病床の開設・拡充、ストレスケアを中心とする特別病床を開設してまいりました。さらに、2008年には全国に先駆けて成人発達障害の専門外来とデイケアを、2014年には発達障害医療研究所をそれぞれ開設し、これまでに8000人を超える当事者の方が相談に来院されています。現在発達障害医療研究所は、発達障害の研究拠点として文部科学省から認可されております。
平成から令和にかけて、それまでのアルコールのみならず、薬物、ギャンブル、インターネットやゲーム等を対象としたアディクション(依存症)専門外来を開設しました。現在当院は、「依存症専門医療機関(薬物依存症・ギャンブル等依存症)」ならびに「依存症治療拠点機関(ギャンブル等依存症)」として東京都から選定されています。

当院はこれからもパイオニア精神を持ち、必要なときに誰にでも利用していただける、広く社会に開かれた病院でありたいと考えています。
本学建学の精神である、「常に相手の立場に立って、まごころを尽くす」至誠一貫の精神を忘れることなく、日々の診療にあたる所存です。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。