言語聴覚療法とは

音声機能、言語機能、聴覚および摂食嚥下機能に障害のある方が、活動の制限や社会参加の制約がない生活を送ることができるように訓練を行うことを目的にしたものです。
 

言語聴覚士はコミュニケーションの障害や食べる障害に対応しています

日本言語聴覚士協会によると『言語聴覚士とは、言葉によるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。』とあります。
具体的には・・・
機能訓練障害された機能の評価・分析を行い、その方にあった直接的な訓練を実施します。

代替手段獲得意思疎通が難しい方に対し代償的なコミュニケーション手段を提案し実践できるようにお手伝いします。

機能の維持主に高齢者の方は機能が低下しやすいため言語聴覚士は話す機能、食べる機能の低下を予防するように働きかけます。

心理的なサポート機能面だけでなく、ご本人やご家族の意見を聞き精神的な不安が解消できるようにサポートします。

環境の調整日常生活でどのようなことに苦手さを感じるかを予測し、ご本人やご家族だけに留まらず職場や教育現場などへ助言をさせていただき、可能な限り本人がストレスなく生活できることを目指します。 

主な対象疾患

成人は、失語症、高次脳機能障害、構音障害、摂食嚥下障害など。
小児は小児構音障害、知的発達の遅れ、発達障害など。