病院長ご挨拶


坂下病院長昭和医科大学横浜市北部病院
病院長 坂下 暁子
 昭和医科大学横浜市北部病院は、2001年4月1日に、北部医療圏の急性期医療を担う中核病院として開院いたしました。開院時より外科チームと内科チームが一体となって診療体制をとるセンター方式を導入し、患者さんの病態に応じた適切な治療を速やかに選択できる状況です。開院後にはマタニティハウスの開設や新たな診療科として女性骨盤底センター、甲状腺センター、脳血管センター、乳腺外科を設置いたしました。地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、臨床研修指定病院、地域医療支援病院に加え2020年1月にがんゲノム医療連携病院に認定され、臨床遺伝・ゲノム医療センターを設置し、常に最良の医療を提供することをめざし実践しております。

 開院時より引き継がれている「病院の理念」である、患者さんの権利や尊厳を守り、患者さんとともにチーム医療を実践することで、患者さんからの深い信頼に応えられる品格のある病院つくりに邁進しております。
 「チーム医療」はつねに患者さんが中心となり、診療に携わる医師・看護師・薬剤師・検査技師・栄養士・療法士・ソーシャルワーカー・事務職などのメディカルスタッフが密に連携して実践することはもとより、院内で働くすべての職員相互の密接な連携によって遂行すべきものであります。この「チーム医療」は患者さんご本人やご家族の協力無くしては成し遂げることができません。ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 近年の新型コロナウイルス感染症の際には、クルーズ船ダイアモンド・プリンセス号からの患者さんを始めとし、中等症以上の多くの感染患者さんを治療するとともに、本来当院で治療すべき患者さんの治療が継続できるよう全職員が一丸となって戦いました。この間、地区医師会を中心とする医療機関との連携が深まり、共に地域の医療を支えていくチームとして大きな力が生まれたと感じています。今後も速やかな患者さんの受入れや退院調整の実施はもちろんのこと、患者さん一人ひとりと良好なパートナーシップを構築しながら、地域中核病院としての役割を十二分に果たしたいと考えております。引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。