横浜市北部病院消化器センターの研究チームが「訓練用の大腸内視鏡観察支援装置、作動方法、及びプログラム」の特許を取得
受賞・表彰#横浜市北部病院#統括研究推進センター
大腸内視鏡検査は、主に癌や腫瘍などを発見するために行われる検査で、早期発見に役立ちます。この特許は、内視鏡画像を人工知能(AI)による解析を行い、病変の種類や程度などの詳細な情報を取得し、これを医師にフィードバックすることで内視鏡医を訓練することを目的としたものです。
今回の特許取得について、7月12日(水)に統括研究推進センターより奨励表彰式が執り行われました。
特許概要
発明の名称 : 訓練用の大腸内視鏡観察支援装置、作動方法、及びプログラム発明者 : 工藤 進英、森悠一、三澤 将史
特許出願 : 2018年4月13日(出願番号:特願2021-187092)
特許登録 : 2023年4月17日(登録番号:特許第7264407号)
発明代表者:工藤進英センター長のコメント

(左から)三澤将史講師(横浜市北部病院 消化器センター)、三邉統括研究推進センター長
本特許の取得は大変喜ばしいことです。大腸内視鏡検査の質は医師の熟練度に大きく依存し、非熟練医と熟練医では腫瘍の見落とし率が大きく異なることが分かっております。この問題を打開すべく、我々は人工知能を用いて大腸内視鏡の質を担保しうるシステムを開発しました。本特許はこのシステムの根幹をなすアイディアであり、長期的・短期的に患者様へ大きく貢献できることと信じております。関連する臨床においてご協力を頂いた諸先生方、研究協力者の方々、特許申請をサポート頂いた大学、そして横浜市北部病院消化器センターのチームに心から御礼申し上げます。
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