医学部6年の片岡佳也さんと伊東ななみさんが日本小児科学会でトラベルグラントを獲得
講演・発表#医学部
林あや乃さんは「周期的な発熱が診断推論における『早期閉鎖』のリスクだった悪性リンパ腫の⼀例」をポスターで発表し、伊東ななみさんは「母体の新規ZnT2 遺伝子変異による低亜鉛母乳が原因と考えられた難治性湿疹の乳児例」、片岡佳也さんは「ケトン性低血糖症の患児においてカルニチンは欠乏状態か?」を口演で発表しました。
また、本学会において日本全国5名の学生のみが選出されるトラベルグラントを、今回、片岡佳也さんと伊東ななみさんがそれぞれ獲得しました。トラベルグラントは臨床研修医・医学部学生の演題登録・発表の活発化を促進するために設けられた賞で、副賞として旅費相当額が支給されます。
片岡佳也さんのコメント
今回、思いがけずトラベルグラントを獲得することができ嬉しく思うとともに、手厚くご指導してくださった先生方に大変感謝しています。学会で発表するにあたり、自分の発表テーマに関する論文を調べたり、他の学生の発表練習を聞いたりしたことは、とても刺激的で勉強になりました。今回学んだことや経験したことを活かし、今後も学会発表や論文作成などに積極的に取り組んでいきたいです。
伊東ななみさんのコメント
今回の症例を通して、亜鉛に関してやその他の医学的知識だけでなく、学会に提出する抄録の作成方法や口頭発表時のPowerPointの作り方など、様々なことを学ぶことができました。抄録やPowerPointの作成の際には毎回丁寧に添削していただき、今後学会の準備をするときの自信につながったような気がします。
共同演者の先生方が質問対策などにも抜け目がないように親身になって準備を手伝ってくださり、とても心強かったです。
今まで通り実習をしていただけではできなかったであろう経験をさせていただきありがとうございました。4年生のときに少しの勇気を出して、やりたいと言って良かったです。
共同演者の先生方が質問対策などにも抜け目がないように親身になって準備を手伝ってくださり、とても心強かったです。
今まで通り実習をしていただけではできなかったであろう経験をさせていただきありがとうございました。4年生のときに少しの勇気を出して、やりたいと言って良かったです。
林あや乃さんのコメント
江東豊洲病院 阿部祥英先生をはじめ、多くの方々にご支援いただき、第127回日本小児科学会集会に参加することができました。学会発表のための抄録やスライド、ポスター作成にあたっては、診断エラー学について書籍を通じて学んだり、症例に関する論文を読んで考察を深めたりと、大学の講義や臨床実習ではあまり触れる機会がないようなことに取り組むことができました。そして学会発表では、様々な地域や分野でご活躍される先生方の発表を拝聴して新しい知見を得ることができ、また自身のポスター発表を通じて、学会の意義を感じることができました。学会参加を通じて、多くのことを経験し学ぶことができたと思います。学生の頃からこのような貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。