薬学研究科特別研究生の内山純さん、今井梨可さんが日本薬学会第145年会で学生優秀発表賞を受賞
受賞・表彰#薬学研究科
内山さんは、演題名「腸内細菌由来超硫黄分子によるストレス制御」(口頭発表の部)が、今井さんは、演題名「環境中親電子物質による腸内細菌タンパク質への化学修飾を介した酵素機能への影響」(ポスター発表の部)が高く評価され、同賞に選定されました。
さらに内山さんは、Redox Week in Sendai 2025(4月17日~21日:東北大学 星陵キャンパス)にて、ポスター賞も受賞しました。
Redox Week in Sendai 2025は、第1回日本レドックス超分子医学生物学会、第3回国際レドックス超分子医学生物学会、NRF2発見30周年記念大会、第5回国際超硫黄学会、ならびに超硫黄生命科学共創研究所の開所記念大会を統合した合同学会であり、国内外のレドックス研究者が一堂に会する国際的な学術交流の場です。
レドックス超分子研究の基礎および臨床応用研究の発展向上に大きく貢献することを目的として開催されました。
内山さんは演題名「Microbial supersulfides contribute to host protection against oxidative stress」のポスター発表が高く評価され、同賞に選定されました。
【内山純さんのコメント】
この度は、日本薬学会第145年会において学生優秀発表賞、またRedox Week in Sendai 2025においてPoster Awardを頂戴し、大変光栄に存じます。
今回発表いたしました研究は、腸内細菌が産生する超硫黄分子が、腸内細菌自身および宿主に対する酸化ストレスにおいて防御的な役割を果たすことを明らかにしたものです。
本研究の遂行にあたり、ご指導を賜りました秋山雅博准教授(臨床薬理研究所)をはじめ、研究を進める上で多大なるご助力・ご支援を賜っております昭和医科大学の先生方に心より御礼申し上げます。この度の受賞を励みに、今後とも一層研究に精進してまいります。
今回発表いたしました研究は、腸内細菌が産生する超硫黄分子が、腸内細菌自身および宿主に対する酸化ストレスにおいて防御的な役割を果たすことを明らかにしたものです。
本研究の遂行にあたり、ご指導を賜りました秋山雅博准教授(臨床薬理研究所)をはじめ、研究を進める上で多大なるご助力・ご支援を賜っております昭和医科大学の先生方に心より御礼申し上げます。この度の受賞を励みに、今後とも一層研究に精進してまいります。
【今井梨可さんのコメント】
この度は、このような栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。また、日頃よりご指導・ご助力いただいている先生方や関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
本研究は、「環境中の親電子性物質が腸内細菌タンパク質の修飾を介して酵素活性に与える影響」に関するもので、腸内細菌由来のβ-グルクロニダーゼという酵素に着目し、親電子性物質がタンパク質修飾を介して酵素機能へ与える影響を評価いたしました。外因性化学物質が腸内細菌の酵素活性を変化させることで、腸内細菌叢を介した宿主の生理機能に影響を及ぼす可能性が示唆され、環境曝露による新たな影響メカニズムの一端を明らかにすることができました。
本研究テーマは現在も継続しており、今後も研究に真摯に向き合い、学術の発展と社会への貢献に尽力してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
本研究は、「環境中の親電子性物質が腸内細菌タンパク質の修飾を介して酵素活性に与える影響」に関するもので、腸内細菌由来のβ-グルクロニダーゼという酵素に着目し、親電子性物質がタンパク質修飾を介して酵素機能へ与える影響を評価いたしました。外因性化学物質が腸内細菌の酵素活性を変化させることで、腸内細菌叢を介した宿主の生理機能に影響を及ぼす可能性が示唆され、環境曝露による新たな影響メカニズムの一端を明らかにすることができました。
本研究テーマは現在も継続しており、今後も研究に真摯に向き合い、学術の発展と社会への貢献に尽力してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
