電子顕微鏡室主催「子どもと大人の電子顕微鏡サマースクール」を開催しました
お知らせ#地域・一般
初日の30日には、久光特任教授から「ミクロの世界に触れることで、動物や植物、ほかにも色々なものが同じような部品でできていると気が付くはずです。そうすると世界が柔らかくみえるようになります。」とお話しがありました。
参加者は、電子顕微鏡によって観察できる世界について、4つのパートに分かれて楽しく学びました。
SEM(走査型電子顕微鏡)を使った観察では、超高倍率のミクロの世界をリアルに体験し、1mmの1/1000の大きさであるμm(マイクロメートル)の世界に触れて、子どもたちからは驚きの声が上がっていました。位相差顕微鏡の体験では、自分の歯の汚れから採取したサンプルを観察し、微生物がうごめく様子を見て「生きてる…!」と、顕微鏡の中の生命に釘付けになる場面もありました。バーチャルスライド顕微鏡の体験では、「バーチャルスライド」と呼ばれるデジタル顕微鏡画像を自由自在に拡大して、腎臓のはたらきや骨の形成方法について学びました。実体顕微鏡を使った体験では、紙幣に書かれた極小の文字を見たり、持参した観察したいものを実際に観察し、「葉っぱには、こんなに細かい模様があったんだ!」と新たな発見をしていました。
最後は、髙木室長より一人ひとりに修了証が手渡されました。
なお、2026年は7月頃実施予定です。













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昭和大学電子顕微鏡室
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