城南信用金庫と産学金連携プログラム協定

医療・看護の現場で使用される医療機器は患者の生命に直接関わる重要なものであるが、現場のニーズに一致しているとは言い難いものもあり、新たな改良、開発が常に求められている。一方、昭和大学本部のある品川区、大田区などには優れた技術力を持っていながらも、それを具現化するための情報ニーズの収集に苦慮している世界に誇る技術を有している中小企業が数多くある。そこで、本学は品川区、大田区などに地盤を置く城南信用金庫と「産学金(金融)連携プログラムに関する協定書」を締結した。これにより本学は城南信用金庫を介し、優れた技術力を持つ地域の中小企業と共同で医師や看護師らのニーズにあった高度な医療機器の開発や改良を目指す。

関連TOPICS

産学金連携プログラムに関する協定による共同研究開発契約を締結(2022年6月13日)

産学金連携プログラムに関する協定締結後初の共同研究

城南信用金庫と締結した「産学金連携プログラム」の取り組みとして、昭和大学保健医療学部の三宅英司講師と株式会社小川優機製作所が、超音波画像診断の精度向上を図るためのガイド装置の共同研究開発を行うこととなりました。

医療や介護の現場で使われている医療機器や用品は、患者の命にかかわる重要なものですが、医療に携わる方々のニーズに必ずしも合致しておらず、新たな開発や改良が求められています。
そこで、昭和大学は医療機器等の開発、改良についての要望に対応できる優れた技術を持った中小企業を城南信用金庫から紹介していただき、大学と中小企業の共同開発を通じて具体的な商品化を実現する「産学金連携プログラム」を実施しています。
リハビリテーションの臨床現場で行われる柔軟性等筋肉の評価については、これまで触診等による定性的な評価にとどまっていましたが、近年は超音波画像診断装置を活用した定量的な評価が取り入れられ始めています。
今回は、超音波画像診断の精度向上を図るためのガイド装置の開発という課題に対し、城南信用金庫よりロボットの開発を手掛ける株式会社小川優機製作所の紹介を受けました。
同社の強みであるロボット開発技術を活かしたロボットアーム型のガイド装置の提案を受け、同社と共同研究開発を行う運びとなりました。
今後、昭和大学にて臨床試験を行い、実用化をすすめてまいります。

本学が城南信用金庫と産学金連携プログラムに関する協定を締結(2014年1月31日)

医療現場と地域の中小企業とのニーズとシーズをマッチングし新たな医療機器の開発へ

昭和大学は、城南信用金庫と「産学金連携プログラムに関する協定書」を締結しました。東京都品川区・大田区などに地盤を置く城南信用金庫を介し、優れた技術力を持つ地域の中小企業と共同で、医師や看護師らのニーズにあった高度な医療機器の開発や改良を目指します。

医療・看護などの現場で使用される医療機器は、一分一秒を争う患者の命に関わる重要なものですが、必ずしも現場のニーズと一致しているとは言い切れず、新たな改良や開発が急務となっています。

一方、地域の中小企業の中には、優れた技術力を持っていながらもそれを具現化するための情報ニーズや販路開拓に苦慮しているのが実情です。

そこで昭和大学は、大学本部のある品川区・大田区などに地盤を置く城南信用金庫と、「産学金連携プログラムに関する協定書」を締結。城南信用金庫を介し、優れた技術力を持つ地域の中小企業と共同で、医師や看護師らのニーズにあった高度な医療機器の開発や改良を目指します。

城南信用金庫が地盤とする地域は、大田区をはじめ世界に誇る技術を持つ町工場が数多くあります。一方、医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の医療系4学部と、8つの附属病院、1つの診療施設を擁する昭和大学は、医療機器開発のアイデアとなる情報ニーズの宝庫。今回の協定締結により、医系総合大学・昭和大学が持つ強みをモノづくりに生かす基盤が整いました。

城南信用金庫と産学金連携プログラム協定01
城南信用金庫と産学金連携プログラム協定02