緩和ケアセンター

診療科・センター紹介

緩和_岡本先生センター長
岡本 健一郎
緩和ケアセンターは緩和医療科医師、GM(ジェネラルマネージャー)を中心として、緩和医療チーム、緩和医療外来、がん看護外来、がん相談などを集約し、2019年よりセンター化されました。院内院外のがん患者さんとそのご家族の症状緩和を行います。
緩和ケア病棟では診療各科や専門チーム(口腔ケアチーム、リエゾンチーム、褥瘡チーム、がんリハビリテーションなど)とスムーズな連携をとることで患者さんの苦痛症状の緩和を行います。院内からの患者さんだけではなく、他の病院、診療所からも緩和ケア病棟へ患者さんを受け入れ、苦痛症状を緩和し、積極的に自宅や施設への退院の調整を行っています。また緩和医療における地域との病診連携や病病連携を推し進めております。
なにか相談等ありましたら遠慮なく連絡ください。

診療体制

緩和ケア病棟

緩和ケア病棟は西棟1階にあり都筑中央公園に面しています。全室個室で静かな環境を提供しています。緩和ケア病棟にはがんのために引き起こされる様々なつらい症状の緩和のために、北部病院内だけではなく、他の病院、診療所からも患者さんが入院できます。患者さん本人の意志や希望を最大限に尊重しながら、サポートするご家族の要望もふまえ、スタッフとともに、苦痛症状の緩和の治療方針を相談し決めています。全人的苦痛緩和を提供するために、他診療科や診療チーム(リハビリテーション、メンタルケアセンター、口腔ケア、皮膚科、放射線科、ソーシャルワーカーなど)と連携をしています。緩和ケア病棟では患者さんの苦痛症状が落ち着いて、症状が安定したら退院をめざしていきます。
緩和ケア病棟に入院するためには緩和ケア病棟入院判定外来を受診していただく必要があります。詳しくは主治医にご相談ください。

緩和医療チーム

緩和医療チームは入院している患者さんとご家族に対して、体と心のつらさなどの治療のほか、社会生活や家族のサポートを行う医療チームです。構成メンバーとしてはさまざまな職種(身体症状の緩和に携わる医師、精神症状の緩和に携わる医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど)が関与しています。介入をご希望される場合は主治医や看護師にご相談下さい。また、退院後も必要に応じて、緩和医療外来や、がん看護外来で引き続きフォローも行っています。

緩和医療外来

緩和を必要とする紹介患者さんを診療しています。 主治医の先生と一緒に治療していきますのでご希望の方は主治医にご相談ください。

がん看護外来

2019年度の緩和ケアセンター開設に伴い、当院でがん診療を受けている患者さんを対象に「がん看護外来」を実施しています。がんに罹患したことによって生じる様々なつらさや悩みを抱えながら生活をしている患者さんへ、専門の看護師がお話しを聴き、一緒に考えることをお手伝いしたり、必要時には院内のサポーターへつなげていく等の支援を行っています。「がん看護外来」の受診をご希望のかたは、まずは主治医にご相談ください。
(当院通院中のがん患者さんが対象です)

※がん看護外来対応時間:月曜日~金曜日(祝・休日除く)9:30~16:00(予約制)

がん相談

がんに関する様々な相談に対して、緩和医療チームやがん看護外来スタッフと連携をとりながら、患者さんや家族がその人らしく過ごしていけるように支援しています。がんと診断されてからのそれぞれの時期に応じた、医療者や家族とのコミュニケーション、治療の選択や症状への対処方法に、仕事と治療の両立支援、自宅で過ごしやすくするための支援等を行います。相談をご希望の方は、総合サポートセンターに「がん相談」希望とお伝えください。

診療方針

患者さんの苦痛症状を多面的に評価し、全人的苦痛として緩和していくことを目標にしていきます。また患者さん、ご家族の希望に寄り添いながら治療方針を決めるようにしています。緩和ケア病棟では早期に苦痛症状を緩和し退院を目指していきます。

特徴的な診療領域

緩和ケア病棟稼働年次推移(入院患者数)
緩和医療科診療実績
緩和医療チーム依頼件数

主な対象疾患

悪性腫瘍により引き起こされる苦痛症状(がん疼痛、呼吸困難、悪心・嘔吐、せん妄など)があり、その症状を緩和する目的のがん患者さんが対象です。

診療内容や特色の詳細

現在は主にがん患者さんを中心に診療していますが、今後は非がん(心不全、呼吸不全など)患者さんに対しても診療範囲を広げていきたいと考えています。

専⾨外来

緩和医療科

スタッフ紹介

医師名役職専門資格
岡本 健一郎
おかもと けんいちろう
センター長
特任教授
緩和医療学
ペインクリニック
日本緩和医療学会:認定医
日本専門医機構:麻酔科専門医
日本麻酔科学会:専門医・指導医
日本ペインクリニック学会:専門医・名誉会員
西木戸 修
にしきど おさむ
診療科長
准教授
緩和医療学
ペインクリニック
日本緩和医療学会:専門医・評議員
日本がん治療認定医機構:がん治療認定医
日本麻酔科学会:専門医・指導医
日本ペインクリニック学会:専門医・評議員
日本サイコオンコロジー学会:登録精神腫瘍医
松石 純
まついし じゅん
講師緩和医療学
呼吸器内科
日本緩和医療学会:認定医

非常勤

医師名役職専門分野資格
菊岡 修一兼任講師

鈴木 陽子兼任講師

外来担当医表

緩和ケアセンター

医療従事者の方へ

研究内容

  • 終末期癌患者の呼吸困難におけるコルチコステロイド治療の有効性と有害事象を予測する因子に関するコホート研究
  • 終末期癌患者の倦怠感および食欲不振におけるコルチコステロイド治療の有効性と有害事象を予測する因子に関するコホート研究
  • がん苦痛緩和の標準化を目指したステロイド治療パスの作成と普及に関する研究
  • がん性痛に対するケタミンの効果
  • 終末期がん患者のシスタチンCを指標とする腎機能評価と薬物療法の検討

医療連携・紹介制度について

緩和ケア病棟に入院して苦痛症状緩和をご希望される患者さんは緩和ケア病棟入院判定外来の受診が必要です。医療者から地域医療連携室にご連絡いただいています。
緩和ケア病棟が適応となる患者さんはがん治療が終了もしくは中断しており入院での苦痛緩和を必要とする場合で、苦痛症状が緩和されたら退院を目指していきます。

医師募集について

 緩和医療科では、緩和ケア病棟(全25床)では主治医として、一般病棟では緩和医療チームがコンサルテーションスタイルで各診療科の主治医と連携して苦痛症状を有する患者の症状緩和を行っています。緩和医療科医師の中にはペインクリニック専門医もおり、 その知識と経験を生かして全人的苦痛緩和は当然のこととして、痛みの専門家として痛みというものは感覚面のみならず情動面とも密接に関わるため身体的苦痛のなかでも重要な地位を占めていることを認識した診療を行っています。
 日本緩和医療学会認定研修施設であり緩和医療専門医や認定医を目指して研修できます。これまでの専門領域や緩和医療の経験は問いません。経験豊富な医師や専攻医も歓迎いたします。学位取得を考えている医師や、子育て中でフル勤務できない場合、勤務条件は考慮いたします。緩和医療に興味がある方、系統的に勉強してみたいと思っている方は連絡ください。
 
担当者:西木戸 修  
メールアドレス;osasan@med.showa-u.ac.jp