外科学講座 小児外科学部門

講座紹介

現在、小児外科に関わらず外科領域では整容性を重視した低侵襲手術・腹腔鏡手術が当然の治療手段となり大きな選択枝のひとつになっています。われわれも鼡径ヘルニア、急性虫垂炎をはじめヒルシュスプルング病、直腸肛門奇形、胃食道逆流症手術など以前は開腹にて行ってきた手術も腹腔鏡下で標準術式として行っています。また新生児の手術では症例によっては腹腔鏡も併用しますが、新生児では臓器の固定が緩いために腹腔鏡を用いなくともお臍を傷が残らないように手術ができるようになっています。ただ、小児の場合にはひとりひとりの病気そのものが若干異なるためすべてのお子さんに標準化された手術があうとは限りません。当科では安全を確保し、低侵襲でかつ根治性を落とさないひとりひとりに合った治療・手術を心掛けています。また小児医療を行う上で、最も重要なことは新生児科・小児科・産科の医師との連携で特に出生前診断がされたお子さんではそのチーム力がお子さんの短期的・長期的な予後を左右する場合もあります。昭和大学病院小児外科では新生児科・小児科・産科との密な連携によりチーム医療を実践しており、地域の小児医療に貢献すべくより一層努力していく所存です。

教授 渡井 有

講座員

教員(専任)

役職氏名name
教授渡井 有Yu Watarai
准教授
佐藤 英章
Hideaki Sato
講師中山 智理Noriyoshi Nakayama
講師田山 愛
Ai Tayama
講師
大澤 俊亮Shunsuke Osawa