乳腺外科

診療科紹介

ブレストクリニック_吉田美和診療科長
吉田 美和
  • 当科では乳癌の診断と治療、そしてマネージメントの難しい乳腺疾患全般に対応いたします
  • 経験を積んだ乳腺専門医を中心に、関連各科および多職種メンバーと緊密に連携したチームで乳腺診療に取り組んでいます
  • 土日診療のメリットを生かし、患者さんのライフスタイルやご希望に配慮した迅速なスケジュールで最適な医療を提供します

診療体制

外来担当医師:乳腺外科常勤医4名
外来診察日:月・火・水・木・土・日(予約制)
各種検査(ステレオガイド下乳腺腫瘍吸引術を除く)実施日:月・火・水・木・金・土・日
手術・ステレオガイド下乳腺腫瘍吸引術実施日:金(いずれも年末年始 (12/29~1/3)及び創立記念日(11/15)を除く)

診療方針

  • 患者さんが緊張することなく安心して話せる雰囲気づくりを心がけて、診療を行っています
  • 女性のさまざまなライフスタイルやご希望に配慮した最適な医療を提供いたします
  • 地域の連携医療機関との顔のみえる関係づくりを大切にしています。乳癌の治療は長期間にわたるため、患者さんのご病状やご希望に応じて、当科の医師と地域の「かかりつけ医」が互いに連携しながら共同で継続的に治療を行うことも可能です

特徴的な診療領域

  • 乳腺の画像診断に特に重きを置いており、最新の機能を搭載したマンモグラフィや超音波、MRIを駆使して、乳腺の詳細な画像評価を行っています
  • 乳癌の手術は、乳房温存症例では根治性のみならず高い整容性を追求し、乳房切除症例では、患者さんのご希望に応じて形成外科医の協力のもとで乳房再建手術も行っています
  • 遺伝性乳癌・卵巣癌症候群が疑われる方に対して、遺伝カウンセリングおよびBRCA1・BRCA2遺伝子検査を行っています。臨床遺伝専門医および産婦人科医と連携して対応いたします

主な対象疾患

早期および進行・再発乳癌、遺伝性乳癌・卵 巣癌症候群、乳腺症、乳腺線維腺腫、葉状腫瘍、 乳管内乳頭腫、乳腺炎などの良性疾患

診療内容や特色の詳細

最新の画像診断装置を駆使した乳腺画像診断
  1. マンモグラフィ 高濃度乳房女性において、従来の2Dよりも多くの乳癌を発見できる3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入しています
  2. 乳房超音波 Volume Navigation(画像融合機能)を用いて、リアルタイムの超音波画像と事前に撮像したCTやMRI画像の対応する断面を同時に表示することにより、従来の超音波で検出困難な乳癌の検出や、乳癌手術のより正確な切除範囲の決定が可能です
  3. 造影乳房MRI 術前の乳癌のひろがり診断や、遺伝性乳癌・卵巣癌症候群のフォローアップを目的として行います。
根治性と良好な整容性を追求した乳癌手術
  1. 乳房に対する主な術式選択肢
    乳房部分切除・乳房全切除±再建・乳頭乳輪温存乳房全切除±再建
  2. 腋窩に対する主な術式選択肢
    センチネルリンパ節生検・腋窩リンパ節郭清
乳房部分切除症例では、皮膚切開を傍乳輪・腋窩・乳房下溝などの目立ちにくい場所におき、さらに乳癌サブタイプに応じて術前化学療法後による切除範囲の縮小を試みるなど、根治性のみならず良好な整容性を追求しています。乳房全切除症例では、患者さんのご希望に応じて、形成外科医の協力のもとで乳房再建手術(人工物(インプラント)・自家組織)も行っています。
マネージメントの難しい乳腺疾患全般への対応
妊娠期・授乳期乳がん、合併症を有する高齢者の乳がんなどの特殊な症例においても関連各科と連携して治療にあたります。

スタッフ紹介

医師名役職資格
吉田 美和講師医学博士
日本外科学会外科専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
検診マンモグラフィ読影認定医師
乳がん検診超音波検査実施・判定医師
乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
臨床研修指導医
都倉 桃子助教日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺専門医・乳腺認定医
日本がん治療認定機構がん治療認定医
鶴我 朝子助教検診マンモグラフィ読影認定医師
日本外科学会外科専門医
吉田 伶香助教検診マンモグラフィ読影認定医師

外来担当医表

乳腺外科

医療従事者の方へ

診療実績

外来患者数(延べ)
2023年度(4月~9月)
    2,833名

2022年度
 5,843名 
2021年度 
 6,278名 
入院患者数(延べ)
2023年度(4月~9月)
       578名

2022年度
    1,052名 
2021年度
 1,215名

手術件数(延べ)
2022年度
       136件

医療連携・紹介制度について

  • 医療機関からの診察予約は医療連携担当(03-6204-6130)にご連絡ください
  • 乳癌の診断が確定している方や乳癌が強く疑われる方で診察を急ぐ必要がある場合には、医療連携担当にご相談ください。治療の開始が遅れないように、なるべく早めの日程で予約を調整いたします
  • 紹介元医療機関で既に画像検査や病理組織検査を行われている場合は、診療情報提供書とともに画像データや病理組織標本もご用意いただけましたら幸いです