内科系診療センター 内科(腎臓)

診療科紹介 

腎臓内科 小岩専門分野診療責任者
小岩 文彦
 腎臓内科では最新の治療法を取り入れながら地域の中核病院として皆様に満足いただけるような高度な医療を提供しています。主な疾患は糸球体腎炎などの慢性腎臓病(CKD)、急性腎不全や慢性腎不全などの各種腎疾患、血液透析や腹膜透析療法を中心とした透析療法、特殊疾患に対する血液浄化療法、電解質異常や高血圧、糖尿病に合併した腎合併症、リウマチ・膠原病、各種血管炎に合併した腎疾患などの様々な疾患に幅広く対応しています。
 腎臓疾患は積極的な治療に加えて進行、重症化を防ぐ予防・管理が重要であり、IgA腎症に対する扁桃腺摘出+ステロイド療法、腎機能低下における腎機能を保持する包括的な薬物療法や食事療法の積極的な導入による包括的な管理を実践しています。当科では臨床遺伝専門医が遺伝性腎疾患や家族性腎疾患などの相談や診療をおこなっていますので、ご紹介いただければ対応いたします。また通常の外来の他に、慢性腎臓病の教育・管理や慢性腎不全の治療を選択する慢性腎臓病外来、多発性のう胞腎外来、腎移植外来の3つの専門外来を開設し、近隣の医療機関との連携を構築しています。慢性腎臓病外来では腎代替療法の選択肢として、血液透析、腹膜透析、腎移植の治療法を詳しく説明しています。この中で腎移植をより理解していただくことを目的に2022年7月より腎移植専門医による腎移植外来を開設しました。腎移植を考えている方や希望する方への全般的な医療相談、適応や手術内容、術後の生活全般、献腎移植登録、社会支援などについて、昭和大学腎移植センター長が対応しますので、どうぞご利用ください。
 今後も引き続き近隣の先生方と連携した診療により地域の皆様に貢献し、優れた腎臓内科医を育てて質の高い医療を提供することにより、腎臓病診療の充実を図っていきますので、よろしくお願いします。

診療体制

当科では腎疾患、腎疾患合併症に対する診断・治療・予防、電解質異常や高血圧、糖尿病に合併した腎合併症、透析療法の管理・維持、などを中心に各種腎疾患を広く扱っています。

  1. 尿所見異常(蛋白尿、血尿)、腎機能異常の原因精査を目的とした腎生検(50例/年程度)、慢性腎臓病に対する診断、治療方針の検討、当科と近隣医療機関との連携した二人主治医制による通院管理
  2. 酸・塩基電解質異常、腎疾患に関連する高血圧や糖尿病などの代謝異常、薬剤腎障害などの血管性疾患の診断、治療
  3. IgA腎症に対する当院耳鼻咽喉科と連携した扁桃腺摘出術および当科でのステロイドパルス療法(15例/年程度)
  4. 腎機能低下例や高度尿所見異常、透析前の腎不全に対する低蛋白食事療法と内科治療の併用、各種腎疾患の管理・治療
  5. 遺伝性腎炎や家族性腎炎などの遺伝性腎疾患の診断や管理
  6. 高度に進行した慢性腎不全に対する血液透析療法の導入(80例/年程度)、腹膜透析療法導入(10件/年程度)、血液透析に必要な内シャント造設術、腹膜透析に必要な腹膜透析カテーテル留置術、腹膜透析の外来通院管理(40例/年程度)、各種透析合併症の管理、治療(当科あるいは当院の当該診療科)、各種急性血液浄化療法の実施(当科あるいは集中治療室)、各種病態に対するアフェレーシス療法


主な対象疾患

腎炎 腎不全関連

 蛋白尿、血尿、CKD(IgA腎症、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)、微小変 化型腎腎症)
 ネフローゼ症候群、腎硬化症、多発性嚢胞腎(PKD)、遺伝性腎疾患
 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)
 慢性腎不全
 急性糸球体腎炎、腎機能低下、急性腎障害(AKI)

維持透析関連

 血液透析関連や腹膜透析関連の各種合併症、腹膜透析関連感染症、バスキュラーアクセス不全

その他の腎合併症

 血管炎、血栓性微小血管症、膠原病やその他の自己免疫疾患に合併した腎疾患

電解質異常・酸塩基平衡異常

感染症関連

 急性腎盂腎炎、腎嚢胞感染症など

専⾨外来

内科系診療センター 内科(腎臓)

スタッフ紹介

医師名役職専門分野資格
小岩 文彦
 (こいわ ふみひこ)
教授
内科診療科長
腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医 
日本腎臓学会専門医・指導医 
日本透析医学会専門医・指導医
日本腎臓リハビリテーション代議員、指導士
腎代替療法専門指導士
難病指定医
河嶋 英里
 (かわしま えり)
リハビリ病院
講師
腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会専門医 
日本透析医学会専門医
日本病態栄養学会専門医
佐藤 芳憲
 (さとう よしのり)
講師
診療科長補佐
腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
リウマチ・膠原病
遺伝性腎疾患
日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医 
日本腎臓学会専門医 
日本透析医学会専門医
臨床遺伝専門医
西脇 宏樹
 (にしわき ひろき)
講師腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
リウマチ・膠原病
慢性腎不全
日本内科学会認定・総合内科専門医・指導医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医・指導医
日本リウマチ学会専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
水上 礼
 (みずかみ あや)
助教腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医 
日本腎臓学会専門医 
日本透析医学会専門医
笹井 文彦
 (ささい ふみひこ)
助教腎疾患一般 
慢性腎不全
日本内科学会認定医 
日本腎臓学会専門医
日本透析医学会専門医
宮崎 友晃
 (みやざき ともあき)
助教
(江東豊洲病院へ出向)
腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医
及川 愛
 (おいかわ めぐみ)
助教腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医 
日本腎臓学会専門医
日本透析医学会専門医 
川田 尚人
 (かわた なおと)
助教腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
 日本内科学会認定医 
 日本腎臓学会専門医
 日本透析医学会専門医
梶谷 英人
 (かじたに ひでと)
助教腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医
日本腎臓学会専門医 
高見 礼示
(たかみ れいじ)
助教腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
総合内科専門医
河西 恵州
(かわにし けいしゅう)
大学院生腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全

大城 剛志
(おおしろ つよし)
助教(医科)腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全

下川 麻由
(しもかわ まゆ)
助教(医科、内科専攻医)腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全

米村 耀
(よねむら ひかる)
助教(医科、内科専攻医)腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全

曽根 寧莉
(そね ねり)

助教(医科、内科専攻医)腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全

高橋 佑典
(たかはし ゆうすけ)
助教(医科、内科専攻医)腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全

長谷川 毅
 (はせがわ たけし)
兼担教授
(統括研究推進センター教授)
内科
腎疾患全般
慢性腎臓病
腹膜透析を含めた血液浄化療法
腎炎
ネフローゼ症候群
臨床疫学
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
社会医学系専門医・指導医
日本疫学会上級疫学専門家
日本臨床疫学会臨床疫学認定専門家
渡辺 励
 (わたなべ すすむ)
兼任講師腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医・総合内科専門医 
日本腎臓学会専門医 
日本透析医学会専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医
小島 一郎
 (こじま いちろう)
兼任講師腎疾患全般
腎炎
ネフローゼ症候群
慢性腎不全
日本内科学会認定医・総合内科専門医 
日本腎臓学会専門医・指導医 
日本透析医学会専門医
日本医師会認定産業医

外来担当医表

内科系診療センター 内科(腎臓)

医療従事者の⽅へ

研究内容

腎病理所見を中心とした基礎研究と臨床研究を中心に実施しています。最近では基礎と臨床を組み合わせた研究や多施設共同臨床研究を実施、継続しています。
主な研究は以下となります。
 
  • 腎臓病理所見の解析に関する研究
  • 家族性腎疾患や遺伝性腎疾患の症候と遺伝子の関連の研究
  • 慢性腎不全における骨・ミネラル代謝異常に関する研究
  • 透析前の保存期腎不全管理に関する研究
  • 腹膜透析における腹膜機能に関する研究

紹介医療機関の先生方へ

 何らかの腎疾患が疑われる場合、腎疾患に関連した症状、検査値異常がある場合、腎臓病の治療が必要と考えられる場合、膠原病に関連した腎疾患がありましたら、どうぞご紹介ください。現在貴院に通院中で腎臓関連疾患の併診をご希望の場合も積極的にお引き受けさせていただきます。
 慢性腎臓病をご紹介いただく基準として、①尿所見異常(尿蛋白1+あるいは0.5g/gCr以上、または尿蛋白と尿潜血ともに陽性)、②腎機能低下(eGFRが60ml/分/1.73m2未満)を認め、時々尿蛋白が陽性、③尿所見が陰性でも腎機能低下(eGFRが50ml/分/1.73m2t程度未満)、を認める場合にはご紹介をお願いします。また上記基準を満たしておらず、判断がつかない場合にもお気軽にご相談ください。

 * 尿蛋白g/gCrは随時、早朝いずれの尿中蛋白(mg/dL)÷尿中Cr(mg/dL)
濃度から算出することができます