循環器センター 循環器内科

お知らせ

診療科・センター紹介

落合教授診療科長
落合 正彦
成人の循環器内科全般を担当しています。
循環器疾患は緊急対応を必要とすることが多く、当科では24時間365日 緊急時に対応出来るよう、地域の先生方、近隣救急隊とのホットラインを開設しております。
治療を行う疾患としては、急性心筋梗塞を含む虚血性心疾患が多くを占めますが、下肢閉塞性動脈硬化症を代表とする末梢血管疾患、心房細動を代表とする頻脈性不整脈、ペースメーカー治療を要する徐脈性不整脈が主な疾患です。
2019年は、528例の冠動脈インターベンション(PCI)を施行し、全症例中、525例(99.4%)で成功が得られました。難易度が高い慢性完全閉塞は、原則的に、落合教授が待機的PCIを行っていますが、30例中29例(96.7%)と高い成功率を収めています。 急性心筋梗塞などで緊急でPCIを施行した症例は95症例でした。
また、全治療症例の内、354例(67.0%)は経橈骨動脈アプローチによって行われ、患者さんの負担の軽減に貢献しています。
再狭窄率が著しく低い第2世代と呼ばれる薬剤溶出性冠動脈内ステントが使用可能となり、手術後に再度治療が要する症例も減少しています。
石灰化が強く、バルーンの持ち込みが出来ない場合や、バルーンでは拡張出来ないような症例においてはRotational Atherectomyによるdebulkingを施行してから、安全に治療をする事が可能です。2019年はRotational Atherectomyを行った症例は23例でした。
また、腸骨動脈・浅大腿動脈・腎動脈など、末梢血管に対するカテーテル治療は124例で行われ、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションは253例、ペースメーカーによるデバイス治療は91例で行われました。
また、教授の落合は米国心臓病学会(ACC)など各種学会、さらに多くの海外諸国で、主として慢性完全閉塞性病変に対するPCIの手技供覧・指導を行っています。

診療体制

現在は12人の医師が常勤として在籍しており、月曜から金曜までの外来および入院での検査(心電図・トレッドミル運動負荷心電図、心臓超音波、24時間ホルター心電図、心臓カテーテル検査等)、入院治療(虚血性心疾患・末梢血管・不整脈に対するカテーテル治療、ペースメーカー植え込み術)にあたっており、もちろん日中ではなく夜間や休日であっても、24時間365日迅速に対応できるよう常時待機しております。そのような緊急状況に対応出来る様に、2室の心血管造影専用のカテーテル室を有し、診断及びカテーテル治療を行っております。心筋梗塞によるショック状態などの重度の症例に対応出来る様にするため、大動脈バルーンパンピング(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)という、いわゆる補助循環の装置も導入しています。

診療方針

当科はRotaBlator の認定施設であり、糖尿病、維持透析など冠動脈に高度石灰化を伴う狭心症患者さんのカテーテル治療に積極的に取り組んでいます。また24 時間365日、医師が常時待機しており、大動脈バルーンパンピングや経皮的心肺補助装置を有しており、心筋梗塞によるショック等の重症患者さんにも対応出来る様になっています。不整脈に対するカテーテルアブレーションや、下肢などの末梢血管に対するインターベンション加療にも力を入れています。

主な対象疾患

  • 虚血性心疾患(急性/陳旧性心筋梗塞、不安定/労作性狭心症)
  • 心不全、心臓弁膜症
  • 不整脈(上室性頻拍、心房細動、心房粗動、心室頻拍、心室細動、洞不全症候群、高度房室ブロック等)
  • 末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症、下肢末梢血管疾患、頸動脈硬化症、腎動脈狭窄症、鎖骨下動脈狭窄症)
  • 肺動脈塞栓症、深部下肢静脈血栓症

主な診療実績等

主な診療実績等(循環器内科)

スタッフ紹介

氏名役職専門資格
落合 正彦
おちあい まさひこ
診療科長・教授冠動脈インターベンション
 (特に慢性完全閉塞、高度石灰化病変に対するロータブレータ治療)
日本循環器学会:循環器専門医
日本内科学会:総合内科専門医
日本心血管インターベンション学会:専門医
米国・欧州心臓病学会正会員
米国心血管インターベンション学会特別正会員
岡部 俊孝
おかべ としたか
講師循環器内科一般、虚血性心疾患、冠動脈インターベンション日本内科学会:総合内科専門医
日本心血管インターベンション学会:認定医
日本循環器学会:循環器専門医、
臨床研修指導医
山下 賢之介
やました けんのすけ
講師循環器内科一般、冠動脈インターベンション、不整脈カテーテルアブレーション日本内科学会:内科認定医
日本心血管インターベンション学会:認定医、
臨床研修指導医
日本循環器学会:循環器専門医
山本 明和
やまもと みょんふぁ
講師循環器内科一般、虚血性心疾患、冠動脈インターベンション日本内科学会:総合内科認定医
日本心血管インターベンション学会:認定医
日本循環器学会:循環器専門医
臨床研修指導医
雨宮 妃
あめみや きさき
助教循環器内科一般、虚血性心疾患、冠動脈インターベンション日本内科学会:内科認定医
日本心血管インターベンション学会:認定医
臨床研修指導医
日本循環器学会:循環器専門医
荏原 誠太郎
えばら せいたろう
助教循環器内科一般、虚血性心疾患、冠動脈インターベンション日本内科学会:内科認定医
日本心血管インターベンション学会:認定医
臨床研修指導医
井川 渉
いがわ わたる
助教循環器内科一般、冠動脈インターベンション、不整脈カテーテルアブレーション日本内科学会:内科認定医
日本循環器学会:循環器専門医
臨床研修指導医
小野 盛夫
おの もりお
助教循環器内科一般、冠動脈インターベンション、不整脈カテーテルアブレーション日本内科学会:内科認定医
日本循環器学会:循環器専門医
臨床研修指導医
木戸 岳彦
きど たけひこ
助教循環器内科一般、冠動脈及び末梢血管インターベンション日本内科学会:内科認定医
日本心血管インターベンション学会:認定医
日本循環器学会:循環器専門医
臨床研修指導医
大山 祐司
おおやま ゆうじ
助教循環器内科一般、虚血性心疾患、冠動脈インターベンション日本内科学会:内科認定医
木村 太朗
きむら たろう
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
斉藤 惇平
さいとう じゅんぺい
助教循環器内科一般、虚血性心疾患日本内科学会:内科認定医
嶋津 英
しまづ すぐる
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
石垣 成紘
いしがき しげひろ
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
薄元 宗一郎
うすもと そういちろう
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
藤岡 立樹
ふじおか たつき
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
成井 崇朗
なるい しゅうろう
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
佐藤 俊弥
さとう としや
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
伊藤 有輝
いとう ゆうき
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
大倉 武
おおくら たけし
助教循環器内科一般、虚血性心疾患
宜保 雄磨
ぎぼ ゆうま
助教循環器内科一般、虚血性心疾患

外来担当医表

循環器センター

紹介医療機関の先生方へ

研究内容

当科では患者さんの予後やQOL向上のために臨床研究を下記の通り行っております。

  • 左主幹部病変に対しての薬剤溶出性ステントの評価
  • 深部静脈血栓症に対してのカテーテルインターベンション治療の検討
  • ロータブレータ処置後の薬剤溶出性ステントの評価
  • 冠動脈ステント治療後のVerifyNowを用いて血小板機能の評価
  • 急性心筋梗塞後の心拍数と予後に関しての研究
  • エイコサペンタ塩酸とステント内再狭窄についての検討
  • エイコサペンタ塩酸の日内変動についての研究
  • ステント内再狭窄に対しての至適治療についての研究
  • 心臓周囲脂肪と心臓拡張機能障害についての研究
  • 心臓周囲脂肪と冠動脈プラーク性状に関しての研究
  • 冠動脈CT、血管内超音波、OCTでの不安定プラークの検出についての研究
  • 心臓周囲脂肪と心房細動との関連についての研究
  • 心臓MRIを用いたカテーテルアブレーション病変の評価についての研究
  • カテーテルアブレーションの至適セッティングについての研究

また、同時に下記のような多施設共同研究にも参加しております。

  • J-DESeERT(薬剤溶出性ステントを比較する多施設共同無作為化臨床試験)
  • J-LESSON(次世代エベロリムス溶出性ステントを用いた保護されていない左冠動脈主幹部病変に対する経皮的冠動脈インターベンションによる多施設共同プロスペクトレジストリー)
  • J-PROCTOR(PROMUSステントを用いたAntegradeおよびRetrogradeアプローチによる慢性完全閉塞病変の治療に関する研究)
  • NIPPON(実臨床におけるNoboriバイオリムスA9エリューティングステントの至適二剤併用抗血小板療法(DAPT)期間の検討
  • J-CHIPS(日本人の冠動脈疾患/PCI患者におけるクロピドグレル低反応性に関する臨床研究)

医療連携・紹介制度について

神奈川県北部地区の地域中核病院として、関連の病院、診療所と連携をとりながら、診療を行って行くことは極めて重要です。
急性心筋梗塞を始めとして、循環器疾患は一刻を争う急性疾患が主体です。当科では、一刻も早く専門治療を行えるよう常に準備しております。

緊急時には、下記事項の確認をさせて頂ければ、より迅速な対応が可能となりますので、ご協力お願い致します。
(1)患者さん氏名
(2)性別
(3)生年月日
(4)簡単な病状

一方、病気が落ち着いたら逆紹介による、きめ細かい日頃の診療や、往診による診療をお願いしています。

なお、当科では24時間365日、緊急時に対応できるよう、地域の先生方、近隣救急隊とのホットラインを開設しております。
もしご興味のある先生がおられましたら、当院地域医療連携室(TEL: 045-949-7151)にご連絡をお願いいたします。