整形外科

診療科・センター紹介

整形外科_川崎恵吉診療科長
川崎 恵吉
横浜市都筑区の基幹病院として、質が高く専門性の高い医療を提供できるように昭和大学病院(東京都品川区)、藤が丘病院、同リハビリテーション病院(横浜市青葉区)と密接に連携をとりあっています。地域支援病院として精密検査、入院、手術が必要な症例、および救急症例の診療を主に行っています。
周辺地域開業医の先生方とは、定期的に研究会を行って病診連携をとり、患者さんの情報提供をスムースに行えるようにしています。入院、手術などが必要でない患者さんには、かかりつけ医として地域診療所の先生方に逆紹介しています。また整形外科疾患では、長期入院加療を要する症例も少なくありません。その場合は地域の病院や医療機関、施設に紹介させていただき、引き続き入院加療をしていただくように連携をとっています。

診療体制

平成28年度の外来患者数は延べ22,364名、入院患者数は延べ17,221名、新患者数は約1,596名、紹介率81.6%、逆紹介率104.6%、平均在院日数は16.3日でした。
外来は初診以外すべて予約制です。
外来・入院ともに電子カルテシステムによるフィルムレス・ペーパーレス制度を導入しています。来年で創立90周年を迎える昭和大学の建学の精神である「至誠一貫」すなわち「常に心こもる病院でありつづける」「現在のぞみうる最高の医療を行う」「真実を伝え、安全な手術を行う」を心して診療を行っています。

特徴的な診療領域

2019年度手術件数(1,250件)

人工股関節190件
大腿骨近位部  60件
脊椎170件
上肢外傷400件
人工膝関節  30件
下肢外傷(左記以外)150件
手外科200件
関節鏡視下手術  50件

主な対象疾患

上肢の手術日本手外科学会認定の手外科専門医が治療にあたります。
(手外科専門医については日本手外科学会のホームページをご参照ください:http://www.jssh.or.jp/ippan/senmon/about_senmoni.html#pict
手外科の疾患は非常に多彩で手術も多様です。当院では昭和大学藤が丘病院、昭和大学病院や昭和大学江東豊洲病院の手外科専門医と密接に連携しながら治療にあたっています。近年、最小侵襲での手術加療が一般的となってきました。当科では小さな傷で治療が可能な関節鏡による治療を積極的に導入し、手根管症候群やTFCC 損傷、舟状骨の偽関節などに対する治療も可能な限り最小侵襲での治療を心がけています。近年、ご高齢の方の人口が増え、転倒による橈骨遠端骨折や上腕骨骨折が増えており、これらに対する骨接合手術を数多く施行しています。特に、高齢患者さんの肘周辺骨折に対しては一期的に人工肘関節置換術も行っており、成績は良好です。また骨折後の変形矯正手術(特に小児の肘関節周辺骨折やその後の変形に対する3次元矯正手術)、難治性舟状骨偽関節や月状骨軟化症などの骨壊死に対する血管柄付き骨移植、神経や腱の手術、関節リウマチに対する滑膜切除術や人工肘・手関節置換術、さらには人工関節を用いない手関節形成術なども行っています。 更年期女性における手指の痛みに関しても、当科では積極的に加療を行っており、特に母指CM関節症に対する関節形成術の手術件数は増えています。

手に関してお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
股関節手術股関節のエクスパートが治療にあたります。セメントを用いない人工股関節置換術(THA)は黒木・宮岡両教授による数千例の手術実績と長期成績を有し、これらのデータとアドバイスをもとに手術を行ってきました。変形性股関節症や関節リウマチ、大腿骨頭壊死症にセメントを用いないTHAを行い、きわめて良好な成績を収めています。さらに両側同時人工股関節手術や再置換術などの難しい症例も積極的に取り組んでいます。また若年者には人工関節を使用せずに関節温存に努め、寛骨臼回転骨切り術や大腿骨頭回転骨切り術などの各種骨切り術を行っています。
脊椎外科日本脊椎脊髄病学会指導医と日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医が中心になり治療にあたります。初代病院長であり、日本整形外科学会理事長であった黒川 高秀東大教授発案の頸椎棘突起縦割法を踏襲し、頸椎・胸腰椎には低侵襲手術から脊椎インストゥルメンテーションを使用した固定術まで幅広く行っています。脊柱管狭窄症をはじめとする変性疾患ばかりでなく脊椎外傷、脊椎腫瘍などあらゆる脊椎疾患の手術に対応しておりますが、必要な検査やブロックなどの保存療法を行い、診断と診療方針を決定します。骨粗鬆症により発生した椎体骨折に対して、Baloon Kyphoplastyを施行しており、また腰椎椎間板ヘルニアには、コンドリアーゼ注射による治療法や内視鏡による手術も行っております。しかし、手術は最終手段と考え、必要に応じ手術療法を選択します。
スポーツ:膝関節日本整形外科学会認定運動器スポーツ医、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会による膝関節鏡技術認定医が中心になり治療にあたります。膝の靭帯損傷、半月板損傷などに対してスポーツ種目別に専門性の高い治療を行います。関節鏡視下手術をはじめ最小侵襲で早期スポーツ復帰をめざした手術を行っています。発育期のスポーツ障害から、学生アスリート、ナショナルチーム選手、ママさんバレーまで幅広く対応しています。また、比較的高齢者の変形性膝関節症の治療や、O脚変形に対する矯正骨切り術なども積極的に行っておりますのでご相談ください。
難治骨折:偽関節骨折後なかなか骨がくっつかない偽関節・遷延治癒、 骨折など外傷後の感染・骨髄炎、 これら両者を合併した感染性偽関節、 骨折が変な形でくっついてしまい機能障害の原因となっている変形治癒、外傷などが原因で骨がなくなって脚が短縮し歩行障害をきたしている状態、に対する専門的な治療を行っています。

スタッフ紹介

氏名役職専門資格
川崎 恵吉
かわさき けいきち
診療科長
教授
整形外科一般
手外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本手外科学会認定手外科専門医
日本体育協会認定スポーツドクター
藤巻 良昌
ふじまき よしまさ
准教授整形外科一般
スポーツ医学
膝関節外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医・指導医
認定スポーツ医
認定運動器リハビリテーション医
日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会:膝関節鏡技術認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
全日本スキー連盟情報科学委員
前田 昭彦
まえだ あきひこ
講師整形外科一般
股関節
人工関節
小児整形
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本人工関節学会認定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
身体障碍者福祉法指定医
難病指定医、臨床研修指導医
李 相亮
り そうりょう
講師整形外科一般
外傷・難治骨折
骨粗鬆症
日本整形外科学会:認定整形外科専門医・指導医
認定スポーツ医
日本骨粗鬆症学会認定医
日本再生医療学会再生医療認定医
難病指定医、身体障害者福祉法指定医師
日本骨折治療学会評議員
大下 優介
おおした ゆうすけ
講師整形外科一般
脊椎・脊髄外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医
認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会脊椎指導医
日本骨粗鬆症学会認定医
義肢装具等適合判断医師
山口 正哉
やまぐち まさや
講師整形外科一般
外傷
日本整形外科学会認定整形外科専門医
酒井 健
さかい たけし
講師整形外科一般
手外科
肘外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本手外科学会認定手外科専門医
江守 永
えもり はるか
講師整形外科一般
脊椎・脊髄外科
日本整形外科学会認定整形外科専門医
認定運動器リハビリテーション医
認定脊椎脊髄病医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
神奈川県アイスホッケー連盟理事
津澤 佳代
つざわ かよ
助教整形外科一般
小児整形
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
難病指定医
坂本 和歌子
さかもと わかこ
助教整形外科一般
手外科・外傷
日本整形外科学会認定整形外科専門医
佐野 栞
さの しおり
助教整形外科一般 
金兒 健太郎
かねこ けんたろう
助教整形外科一般 

非常勤

医師名役職専門分野資格
並木 脩客員教授関節リウマチ日本整形外科学会専門医、日本リウマチ学会認定指導医
中村 正則客員教授股関節・人工関節日本整形外科学会専門医、日本リウマチ学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、 日本リハビリテーション医学会認定臨床医、日本体育協会公認スポーツドクター、日本温泉気候物理医学会 温泉療法医、義肢装具等適合判定医師
古梶 正洋兼任講師脊椎日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
逸見 範幸兼任講師股関節、人工関節日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医
尾又 弘晃兼任講師脊椎・脊髄外科日本整形外科学会:認定専門医
日本整形外科学会:認定脊椎脊髄病医、義肢装具等適合判断医師
日本脊椎脊髄病学会:脊椎指導医
三雲 仁兼任講師脊椎日本整形外科学会専門医、日本脊椎脊髄病学会指導医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本体育協会公認スポーツドクター、義肢装具等適合判定医師

外来担当医表

整形外科

医療従事者の方へ

研究内容

1)人工関節
変形性股関節症にはセメントレス人工関節を行い、その固定性、摩耗や骨融解に関する研究を行い長期成績を発表しています。
2)手の外科
血管付き骨移植による骨再生の臨床評価、橈骨遠位端骨折に対するプレート固定法の基礎研究を行い、臨床成績を発表あいています。
3)脊椎外科
専門医による手術後成績の分析を行っています。
 4)その他
関節リウマチの生物学的製剤の臨床評価、肩関節のバイオメカニクス研究なども行っています。

医療連携・紹介制度について

近隣の先生方には、専門性の必要な患者や、日常の診療でご苦慮されている患者などがおりましたら、ご紹介の程宜しくお願い申し上げます。治療方針が確定し、病状が安定した患者については、できるだけかかりつけの先生方にお戻ししたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
月曜日から金曜日の午後は特殊診を行っております.お急ぎでない場合は資料を予めお送りいただくと,診療時間の短縮につながりますので,何卒ご協力の程,よろしくお願いいたします。