外科系診療センター 整形外科

診療科紹介

神﨑浩二先生診療科長
神﨑 浩二
当医局は昭和大学藤が丘病院の開設と同時に発足し、平成27年で40年を迎えました。黒木良克先生(現名誉教授)が初代医長・教授としてスタートし、渥美敬先生が平成8年に整形外科の医長に就任され、平成16年より医長・教授として整形外科を牽引してこられました。そして平成27年8月より私が医長に就任し当医局の責任者として運営させていただいております。

整形外科は主に運動器疾患を扱う科であり、四肢の各関節、脊椎等携わる分野は多岐にわたります。当医局では股関節、肩関節、膝関節、脊椎、手足の外科、スポーツ、外傷等の主な分野のエキスパートが存在します。そのすべての分野で良好な臨床成績を得ており高い評価をいただいています。昭和大学藤が丘病院と昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の2つの病院にまたがり、年間1400例を超える手術をこなし、多くの患者さんの診療にあたり活動しております。神奈川県での中核病院の整形外科として地域の医療に多大な貢献ができていると自負しております。

高齢化社会が進み変性疾患や外傷の治療や研究、さらにはロコモティブシンドロームのように活動性の低下する状態の予防に至るまで、整形外科領域の課題は多く存在しています。それらを解決すべく人材の育成や組織の強化を行い、何よりも患者様の満足していただける医療を目指し、医局員一同さらに研究、診療に力を注いでいく所存です。

診療概要

診療体制

外来は月曜日から土曜日の8:30から11:00まで初診受付を行っております。
専門診として、脊椎診、側弯診、股関節診、膝関節診、肩・肘診、外傷診、手の外科診、足の外科診の診察を行っております。
病棟では5つの専門班(股関節、外傷、脊椎、膝関節、上肢)に分かれ、治療(手術、リハビリテーションなど)にあたっています。

治療方針

整形外科疾患は非常に分野が多く、主に骨、関節、筋肉、腱等の運動器や脊髄、末梢神経等の神経系統の外傷や障害などを取り扱っています。
各専門分野において、経験豊富な学会の認定専門医が診療に当たり詳細な検討の上治療方針を決定します。

特徴的な診療領域

股関節
厚生労働省難病指定の特発性大腿骨頭壊死症班会議研究班に所属しており、全国より関節温存手術のための紹介患者を受けています。また、変形性股関節症においてはMIS(最小手術手技)による人工股関節置換術を行っています。小児股関節においては重篤なペルテス病や大腿骨頭すべり症などに対して、関節温存手術を行っています。
外傷
一般的な外傷から救命救急センターに搬送される多発外傷による骨折に対して数多くの手術を行っています。また、骨髄炎、偽関節、骨折後変形治癒に対して創外固定術による治療を積極的に行っています。
脊椎脊髄疾患
椎間板ヘルニア、頸部脊髄症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症に対して椎弓形成術、拡大開窓術、椎間固定術などを数多く行い、側弯症に対する矯正術も積極的に行っています。また、脊椎脊髄腫瘍に対しても腫瘍摘出術以外にも脊椎腫瘍診にて保存的治療も行っています。
膝関節
スポーツ選手なども含めた前十字靭帯損傷に対する鏡視下靭帯再建術を数多く行っています。変形性膝関節症に対しては両側膝関節同時の人工膝関節置換術やナビゲーションシステムを用いた人工膝関節置換術を行っています。
上肢
スポーツ外傷・障害による肩・肘疾患に対する関節鏡手術や腱板断裂や変形性関節症に対する関節鏡手術および人工関節手術を行っています。またスポーツ障害肩・肘および五十肩の機能訓練によるハビリテーション治療も行っています。他に上肢外傷全般の治療、末梢神経障害に対する手術を行っています。
足の外科
手術治療を始めインソールなどの装具治療や注射などの薬物治療を行っています。またリハビリ加療が必要な患者さんには、近隣のクリニックへ紹介しリハビリテーションを行っていただいています。
小児整形
先天性股関節脱臼を含む股関節疾患や先天性内反足、下肢疾患をメインとして診療しています。当科では診療に被曝のない超音波検査をいち早く取り入れています。

主な対象疾患

  • 股関節(特発性大腿骨頭壊死症、変形性股関節症、ペルテス病、大腿骨頭すべり症など)
  • 外傷(骨折、骨髄炎、偽関節、骨折後変形治癒、陳旧性モンテジアなど)
  • リウマチ
  • 手の外科(切断指、手根管症候群、母指CM関節症、キーンベック病など)
  • マイクロサージャリー(皮弁や神経、血管、腱など)
  • 脊椎脊髄(椎間板ヘルニア、頸部脊髄症、腰部脊柱間狭窄症、腰椎すべり症、側弯症、脊椎脊髄腫瘍など)
  • 膝関節(変形性膝関節症、靭帯損傷、半月板損傷、円板状半月、膝蓋骨脱臼など)
  • 上肢(反復性肩関節脱臼、腱板断裂、投球障害肩、投球障害肘、肘部管症候群、手根管症候群など)
  • 足の外科(外反母趾、扁平足、変形性足関節症、靭帯損傷、リウマチ足、足底腱膜炎など)

専⾨外来

外科系診療センター 整形外科

スタッフ紹介

医師名役職専門分野資格
神﨑 浩二診療科長
教授
脊椎外科日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
日本整形外科学会スポーツ医
North American Spine Society(正会員)
義肢装具等適合判定医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会 代議員
神奈川整形災害外科研究会 会長
日本脊椎インストゥルメンテーション学会 評議員
東日本整形災害外科学会 評議員
髙木 博准教授膝関節外科
スポーツ整形外科
日本整形外科学会専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本整形外科学会スポーツ医
関節鏡技術認定医(膝)
日本人工関節学会認定医
神奈川県サッカー協会医学委員
JOSKAS評議員
日本臨床スポーツ医学会評議員
日本人工関節学会評議員
東日本整形災害外科学会評議員
関東膝を語る会世話人
横浜スポーツフォーラム世話人
神奈川Knee Osteotomy研究会世話人
西中 直也教授肩肘関節外科
肩肘関節鏡手術
肩のバイオメカニクス
投球障害肩肘
日本整形外科学会専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本整形外科学会スポーツ医
日本整形外科学会認定リバース型人工関節置換術施行資格医師
身体障害者福祉法第15条第1の規定に基づく指定医
日本肩関節学会代議員
日本肘関節学会評議員
日本整形外科スポーツ医学会 代議員
JOSKAS日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 評議員
スポーツメディスンフォーラム世話人
東京スポーツ整形外科研修会世話人
神奈川上肢外科運営委員
よこはまスポーツ整形外科フォーラム幹事
よこはま肩を語る会幹事
日本テニス協会医事委員
日本テニス協会アンチドーピング委員
千葉ロッテマリーンズ メディカルチェック担当医(~2019年)
2008~2011年 川崎フロンターレチームドクター
神奈川学童野球指導者セミナー担当医
横浜野球肘検診推進協議会検診担当医
2013年 日本整形外科スポーツ医学会 米国traveling fellow
2019年 KSES(韓国肩肘学会)Traveling Fellow
スポーツフォーラム21 the Golf 企画代表
Journal of Orthopaedic Science Editorial board member
臨床スポーツ医学編集委員
安田 知弘講師
医局長
外傷・難治性骨折
手の外科・マイクロサージャリー
日本整形外科学会専門医
日本骨折治療学会評議員・編集委員
神奈川整形災害外科研究会幹事, 神奈川上肢外科運営委員
日本創外固定・骨延長学会 評議員
AO Trauma評議員(上級会員)
Editorial Board Member, Journal of Orthopaedic Science (JOS)
渡邉 実講師股関節外科日本整形外科学会専門医
日本整形外科専門医認定リウマチ医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
日本人工関節学会認定医
義肢装具等適合判定医
身体障害者福祉法第15条の規定に基づく指定医
臨床研修指導医
佐藤 敦
講師
膝関節
スポーツ医学
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本医師会健康スポーツ医
日本体育協会公認スポーツドクター
義肢装具等適合判定医
身体障害者福祉法第15条第1項指定医
臨床研修指導医
瀬上 和之助教
副医局長
脊椎外科日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
脊椎脊髄病指導医
川島 史義講師膝関節外科日本整形外科学会専門医
日本人工関節学会認定医
神奈川KNEE OSTEOTOMY 研究会世話人
ASHULA KNEE世話人
村上 悠人講師
副医局長
足部・足関節
小児整形
日本整形外科学会専門医
加藤 慎助教膝関節外科日本整形外科学会専門医
日本人工関節学会認定医
入江 悠子助教外傷日本整形外科学会専門医
身体障害者認定指定医(肢体不自由)
日本整形外科学会専門研修指導医
難病指定医
医学博士
磯崎 雄一助教上肢・肩関節外科日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
義肢装具適合等判定医
日本整形外科学会専門研修指導医
日本医師会認定健康スポーツ医
石川 翼助教股関節外科日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本整形外科学会専門医認定リウマチ医
義肢装具等適合判定医
田邊 智絵助教股関節外科
小児整形
日本整形外科学会専門医
難病指定医
田鹿 佑太朗助教上肢・肩関節外科日本整形外科学会専門医
横浜野球肘検診担当医師
古屋 貫治助教上肢・肩関節外科日本整形外科学会専門医
横浜野球肘検診担当医師
臨床研修指導医
岡本 圭司助教一般整形外科
救急外傷

大熊 公樹助教 膝関節外科日本整形外科学会専門医
矢倉 一道助教 脊椎外科日本整形外科学会専門医
中村 弘毅助教外傷日本整形外科学会専門医
高橋 秀助教脊椎外科日本整形外科学会専門医
篠原 大地助教外傷日本整形外科学会専門医
志賀 研人
助教
上肢・肩関節外科
日本整形外科学会専門医
月橋 一創助教(医科)上肢・肩関節外科
朴 淳志
助教(医科)
救命所属
堀家 陽一助教(医科)救命所属
武田 英明助教(医科)救命所属
青沼 良隆助教(医科)

加賀谷 聡志助教(医科)

勝盛 雅史助教(医科)

葉山 隼平助教(医科)

矢冨 健太郎国内留学中脊椎外科日本整形外科学会専門医
日本脊椎脊髄病学会専門医
本多 孝行国内留学中股関節外科日本整形外科学会専門医

外来担当医表

外科系診療センター 整形外科

手術を受けられる患者様へ

日本整形外科学会JOANR構築に関する研究協力のお願い

日本整形外科学会(日整会)では、運動器疾患に対する手術治療に関するビッグデータに基づいたエビデンス構築を目的に大規模運動器疾患レジストリーシステムであるJapanese Orthopaedic Association National Registry (JOANR)を立ち上げました。
JOANRに登録された医療情報を分析することにより医療の質の向上を図り、国民に対する良質な医療の提供、適正な医療レベルの維持、また、医療経済の最適化を目指します。

昭和大学藤が丘病院整形外科では、昭和大学藤が丘病院臨床試験審査委員会が承認し、昭和大学藤が丘病院病院長の研究実施許可を得て、2020年4月1日よりJOANRへの症例登録を開始致します。

詳細は日本整形外科学会JOANR構築に関する研究協力のお願い
または日本整形外科学会ホームページをご覧ください。

医療従事者の⽅へ

研究内容

股関節
厚生労働省特発性大腿骨頭壊死症研究班での突発性大腿骨頭壊死症における病態および臨床研究。
人工股関節のインプラントに対する多施設共同研究。
外傷
系統解剖の解剖体を用いた、形態計測学的研究、画像解析方法の研究、手術の新しい術式検討、開発を行っております。CT-3D-MPR法による、大腿骨転子部骨折での皮質骨形態解析、ホルマリン固定標本をもちいた大腿骨転子部領域の形態学的研究。日本で初めてExtra-Articular Techniqueを導入しアプローチ方法やディバイスを研究しております。
脊椎
CT画像をもとにしたコンピューター解析により、脊椎固定術前後の脊椎やインストゥルメントの力学的特性の評価や、腫瘍性疾患における治療前後の脊椎の力学的特性の評価等の研究。
各種頸椎疾患において術中エコーを行いた脊髄神経の形態、動態の評価分類。
立位全脊椎X線を用いた正常人、変性疾患における矢状面バランスの研究。
膝関節
人工膝関節置換術のナビゲーションシステムを用いた術中kinematics、両側同時人工膝関節置換術の有用性、前十字靱帯再建術における再建靭帯および臨床成績。
上肢
スポーツ選手の肩肘外傷・障害に対する病態と治療の研究、特に有益な関節鏡手術の手法と選択の研究。
スポーツ障害肩、肘および五十肩の有用な機能訓練によるリハビリテーション治療の研究。
肩関節の動作解析、特に3次元動作解析による病態発生や治療解明のための研究。
年度(年目)研究事業主題省庁
平成24年度難治性疾患等克服研究事業特発性大腿骨頭壊死症厚生労働省
平成24年度科学研究費補助金事業脊髄損傷後の炎症モニタリング及び骨髄間葉系幹細胞を用いた救済戦略の構築日本学術振興会

医療連携・紹介制度について

当科では股関節、外傷、脊椎、膝、上肢の専門疹を行っております。
専門的治療が必要と思われた症例、治療にお困りになった症例等は、専門疹宛の紹介状を作成頂き、事前に地域医療連携部(045-974-6701)にてご予約の上、患者様へお伝えください。また、患者様の基本情報をお伝え頂ければ予めカルテを作成します。
詳しくは病院ホームページ、『医療関係の方へ』をご覧ください。

なお、外来でのリハビリテーションは行っておりません。安静目的の入院、リハビリ目的の紹介は受付しておりませんのでご了承ください。

当科のスタッフは、患者さんの満足度および治療成績の向上を目指して日夜努力を重ねております。
ご紹介の程宜しくお願い申し上げます。