呼吸器外科

診療科紹介

原発性肺がんや転移性肺腫瘍を主体とする肺悪性腫瘍や縦隔腫瘍、また近年増加傾向にある悪性胸膜中皮腫や胸壁腫瘍、さらに良性疾患として若年男性を中心に多くみられる自然気胸などの呼吸器疾患に対する外科診療を行っています。
臓器別センター化によって呼吸器・アレルギー内科とともに「呼吸器センター」を構成し、外科医と内科医が隣接する外来ブースや入院病棟において診療を協働・担当することで、その機能を十分に発揮できる体制を整えています。
患者さんが理解、納得して頂いた上で、安心して治療を受けて頂けるよう、スタッフ一丸で診療にあたっています。
呼吸器外科 武井秀史診療科長
武井 秀史
呼吸器外科

診療体制

原発性肺がんや転移性肺がんを主体とする悪性肺腫瘍や縦隔腫瘍、さらに近年増加傾向にある悪性胸膜中皮腫、胸壁腫瘍、また、若年男性に多い自然気胸などの呼吸器疾患に対する外科治療を中心に行っています。2011年5月から呼吸器・アレルギー内科とともに「呼吸器センター」を運用し、外科と内科医師が隣接する外来ブースや呼吸器センター入院病棟において診療を担当することで効率的な診療を実施できる体制を整えています。また、大学病院として医学部学生の卒前教育だけでなく、研修医や専攻医を対象にした外科あるいは内科専門医育成に向けた卒後教育を充実させています。
外来診療:初診・再診ともに月曜日、水曜日、金曜日です。これ以外の平日および夜間・休日・土曜日も含め随時対応しています。セカンドオピニオンはその都度日程を相談します。また、毎週月曜日午後に気胸専門外来を行っています。
定期手術は火曜日全日、隔週木曜日・金曜日に行っています。緊急手術は適宜実施しています。手術後、集中治療の程度によってICU(中央棟6階)やHCU(中央棟9階)で呼吸・循環の管理を行います。手術前後に口腔外科で口腔ケアを受け、理学療法士による呼吸リハビリテーションを行っています。これによって術後肺炎を予防し手術後の早期退院、早期の社会復帰を実現しています。

治療方針

チーム医療体制を強化し、呼吸器外科だけでなく呼吸器内科や腫瘍内科、関連各科、ならびに一般病棟・ICU・HCU・手術室・呼吸器センター外来などの看護師・ヘルパー・担当事務職、理学療法室や各種検査室・栄養科のメディカルスタッフと密な連携を保ち、内科・外科のいずれかに偏ることなく、その症例に適した診断・治療法の選択を心掛けています。

特徴的な診療領域

手術は呼吸機能の温存を心がけます。たとえば中枢気道(気管や太い気管支)の病変の切除にはその末梢の気管支、肺の合併切除を余儀なくされます。このような場合我々は中枢気道の切除後、気道の再建術を行って呼吸機能を温存するようにしています。さらに末梢肺発生の小型肺癌については将来肺癌が多発することも視野に入れて切除範囲を適切に判断しています。手術は胸腔鏡を併用し、侵襲の少ない手術を行っています。
自然気胸は一般に再発率が高いため前駆病変に対する凝固療法、手術終了時の人工胸膜の使用など再発を抑制するための工夫を行っています。

主な対象疾患

原発性肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、自然気胸、胸膜・胸壁腫瘍、炎症性疾患(非結核性抗酸菌症・膿胸・胸膜炎・胸壁膿瘍・縦隔炎など)のほか、確定診断の困難な胸部異常陰影に対する外科的診断、気道狭窄に対するステント留置やレーザー治療、気道異物の摘出・除去、さらに発見時すでに広範な浸潤が存在するような胸部悪性疾患に対する集学的治療も積極的に導入し、拡大手術の施行で治療成績の向上に寄与しています。

スタッフ紹介

医師名役職専門分野資格
武井 秀史主任教授
診療科長
呼吸器外科
肺癌、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、自然気胸
外科専門医・指導医
呼吸器外科専門医
気管支鏡専門医・指導医
片岡 大輔講師呼吸器外科外科専門医・指導医
呼吸器外科専門医
遠藤 哲哉講師呼吸器外科外科専門医・指導医
呼吸器外科専門医
気管支鏡専門医・指導医
呼吸器専門医・指導医
氷室 直哉講師呼吸器外科外科専門医
呼吸器外科専門医
呼吸器専門医
南方 孝夫助教呼吸器外科外科専門医
新谷 裕美子助教呼吸器外科外科専門医

外来担当医表

呼吸器外科

医療従事者の⽅へ

研究内容

  1. 肺葉切除後の残存肺機能
  2. 気管支断端閉鎖法による術後気管支変形の差異
  3. 肺癌に対する有効かつ安全な胸腔鏡下手術
  4. 胸部悪性腫瘍に対する集学的治療
  5. 肺機能温存手術
  6. 原発性肺癌関連遺伝子とその変異/li>
  7. 自然気胸手術における再発予防のための手術法
  8. 術後合併症の早期診断における2チャンネル聴診器の有用性の検討
  9. IP interventional pulmonologyに含まれる種々の治療。たとえば気道狭窄症に対するレーザー焼灼、ステント治療。気道異物の除去。膿胸に対する胸腔鏡手術。

医療連携・紹介制度について

関連各科医師やメディカルスタッフと密な連携を保ち、内科あるいは外科的療法のいずれかに偏ることなくその患者さんに最も適したテーラーメード医療の実施を心掛けています。状況に応じて呼吸器センター内科チームとともに診断・治療を行うとともに、他科受診も円滑に手配いたします。なお、手術日の関係から、外科初診の方は受け入れ日が限られますが、お急ぎの場合はお気軽にご相談いただければ幸甚に存じます。また、セカンドオピニオンも積極的にお受けしております。