内科
診療科紹介
診療科長市川 博雄
私達は、急性期加療で入院された方の回復期における入院加療を担っており、内科治療の継続とともに内部障害リハビリテーションを積極的に行っております。
具体的には、慢性臓器不全（心不全・呼吸不全・腎不全）、神経変性疾患（パーキンソン病など）、動脈硬化性疾患（心筋梗塞など）などの患者さんを対象として、薬物治療に加え、運動療法・理学療法・食事療法・患者教育など予防医学的要素を組み込んだ“包括的リハビリテーション”を行い、弱った身体機能の回復だけでなく生命予後および生活の質の改善を目指しています。
また、複数の生活習慣病を持つ方も多く、全身の血管の状態や血管危険因子を精査し、それを治療することも内部障害リハビリテーションと併せて診療の柱となっています。
人口の高齢化により、急性期の病状の改善だけではその方の抱えている問題を解決できない場合も多く、リハビリテーション、予防医学、老年医学や社会医学的な視点を持つことの重要性が増してきています。私達は、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカー、検査技師、栄養士など様々な方々との連携にもとづくチーム医療によりこれを実践しています。藤が丘病院とも協力し、専門性を生かしつつもチーム医療による全人的な診療を心がけていきたいと考えております。
具体的には、慢性臓器不全（心不全・呼吸不全・腎不全）、神経変性疾患（パーキンソン病など）、動脈硬化性疾患（心筋梗塞など）などの患者さんを対象として、薬物治療に加え、運動療法・理学療法・食事療法・患者教育など予防医学的要素を組み込んだ“包括的リハビリテーション”を行い、弱った身体機能の回復だけでなく生命予後および生活の質の改善を目指しています。
また、複数の生活習慣病を持つ方も多く、全身の血管の状態や血管危険因子を精査し、それを治療することも内部障害リハビリテーションと併せて診療の柱となっています。
人口の高齢化により、急性期の病状の改善だけではその方の抱えている問題を解決できない場合も多く、リハビリテーション、予防医学、老年医学や社会医学的な視点を持つことの重要性が増してきています。私達は、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカー、検査技師、栄養士など様々な方々との連携にもとづくチーム医療によりこれを実践しています。藤が丘病院とも協力し、専門性を生かしつつもチーム医療による全人的な診療を心がけていきたいと考えております。
診療科概要
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の内科系診療科は、循環器、糖尿病・代謝・内分泌、呼吸器、腎臓および脳神経内科それぞれの専門担当医師により構成されており、急性期で入院された方の回復期治療および包括的内部障害リハビリテーションを行っております。入院診療
- 心臓・呼吸器リハビリテーション：心臓機能障害、呼吸機能障害に対する運動療法を主体とする内部障害リハビリテーションの代表で、すでに歴史がありその有効性も明らかになっています。
- 難治性神経変性疾患（パーキンソン病など）のリハビリテーションおよび治療。
- 肥満症の教育、精査、治療。
- 慢性臓器不全の治療（非侵襲的陽圧換気療法、透析管理を含む）。
- 内科疾患による廃用症候群、加齢性筋萎縮（サルコぺニア）に対するリハビリテーションや栄養療法。
- リハビリテーション科入院中の方の全身管理や総合内科的診療。
高齢の方や重複障害を持つ方も多く、各内科の特徴を生かしながらも臓器別専門診療に偏らない全人的な総合診療を行うよう心がけております。また、必要な方には、医療ソーシャルワーカーとも協同で生活背景や環境を考慮した退院支援を行っています。入院中に、動脈硬化病変や睡眠時無呼吸の検査、栄養指導や服薬指導を積極的に行い、２次予防につなげています。
外来診療
慢性疾患管理が中心となり、慢性臓器不全（心不全・呼吸不全・腎不全）や生活習慣病の方を主に診察しています。各専門外来があり、主に藤が丘病院内科およびリハビリテーション病院他科からの依頼をお受けしております。＊当院では、緊急受診・診察は対応しておりませんので、ご了承ください。緊急の場合は、藤が丘病院に受診して頂いております。
心臓リハビリテーション
令和２年度の実施件数は、入院外来合わせ延17,454単位となります。導入時には、可能な方には心肺運動負荷試験（CPX）を行い、適切な運動処方のもとリハビリテーションを実施しております。当院は、横浜市の心臓リハビリテーション強化指定病院となっております。
（”心臓リハビリテーション”のページもご参照ください。）
呼吸器リハビリテーション
当院では、入院によるリハビリテーション治療を行っており、令和年度は延2,918単位を実施しております。これまでに呼吸器リハビリテーションによる呼吸機能改善や運動能力の向上、さらに栄養介入によるBMIの増加などの効果が実証されております。主な対象疾患
慢性臓器不全（呼吸不全・心不全・腎不全）、難治性神経変性疾患（パーキンソン病、多発性硬化症など）、
動脈硬化性疾患（心筋梗塞（急性期治療後）、脳血管障害、末梢動脈疾患など）、
高度肥満、睡眠時無呼吸
内科疾患による廃用症候群・悪液質
を主に対象としています。
その他、昭和大学藤が丘病院ホームページの内科各科ページをご参照ください。
スタッフ紹介
| 医師名 | 役職 | 専門分野 | 資格 |
 市川 博雄 (いちかわ ひろお) | 病院長 内科系診療科長 教授 昭和大学卒 | 脳神経内科 | 日本内科学会認定内科認定医・指導医 日本神経学会認定神経内科専門医・指導医 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 身体障害者福祉法指定医（肢体不自由） 臨床研修指導医 ほか |
| 河嶋 英里 (かわしま えり) | 講師 診療科長補佐 埼玉医科大学卒 | 腎臓内科 | 日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医 日本腎臓病学会専門医 日本透析医学会専門医 日本病態栄養学会専門医 臨床研修指導医 |
| 楯野 英胤 (たての ひでつぐ) | 講師 昭和大学卒 | 呼吸器疾患一般 慢性呼吸不全 COPD 呼吸リハビリテーション 睡眠時無呼吸 | 臨床研修指導医 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本呼吸器学会専門医 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会認定呼吸ｹｱ指導士 日本スポーツ協会公認スポーツドクター ICD制度協議会認定ICD（インフェクションコントロールドクター） 難病指定医 身体障害者福祉法第15条指定医（呼吸器機能障害） 緩和ケア研修会修了 |
| 杉澤 千穂 （すぎさわ ちほ） | 助教 産業医科大学卒 | 内分泌代謝全般 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医 日本内分泌学会専門医・指導医 日本糖尿病学会専門医・指導医 日本甲状腺学会専門医 臨床研修指導医 難病指定医 |
| 南雲 さくら (なぐも さくら) | 助教 山梨大学卒 | 循環器内科全般 心不全 心臓超音波 画像検査（核医学、CT、MRI） | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会認定専門医 |
| 鍋島 陽子 （なべしま ようこ） | 助教（病院直属） 昭和大学卒 | 脳神経内科 | 日本内科学会認定専門医
日本神経学会認定神経内科専門医 |
外来担当医表
脳神経
脳神経
循環器
循環器
呼吸器
呼吸器
睡眠時無呼吸
睡眠時無呼吸
内分泌
内分泌
医療従事者の⽅へ
研究内容
当科の研究内容をご紹介します。- 高齢者慢性心不全の身体機能・骨格筋評価
- 睡眠時無呼吸症候群の病態、内部障害者における睡眠時無呼吸
- 神経変性疾患における脳萎縮と認知機能障害
- 慢性臓器不全における栄養障害とADL、廃用症候群の病態
- 心臓リハビリテーションに関する臨床および展開研究
医療連携・紹介制度について
当院内科外来は予約制で、緊急受診は原則対応しておりません。緊急の場合は藤が丘病院内科および救急部門と連携しております。
禁煙外来
毎週（木）午前9:00-11:00枠保険診療で行っています。
心臓リハビリ・運動療法外来
毎週（月）午後2:30-3:30枠心臓リハビリテーションを行うに当たって、初めに当外来を受診していただきます。
受診に際して、以下の書式をダウンロードし、ご記入の上、ご持参いただけると簡便です。
禁煙外来、心臓リハビリ・運動療法外来の予約は、以下にご連絡ください。
昭和大学藤が丘リハビリテーション病院
〒227-8518 神奈川県横浜市青葉区藤が丘2-2-1
予約受付：045-978-6600
（代表：045-974-2221）