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リハビリテーション科
お知らせ
診療科・センター紹介

依田 光正
昭和大学リハビリテーション医学講座は患者の生命、健康、暮らしを支えることを目標としており、当院のリハビリテーションもその理念のもとに診療を行っております。当院は横浜市北部地域の急性期医療およびに専門的医療を担っており、地域の方により良い社会復帰していただけるように、専門医による指示・統括の下にアプローチを行っております。
当院では救急センターや集中治療室などまだ病状が不安定な時期である超急性期から積極的に機能訓練を開始するなど“早期リハビリテーション”に力を入れております。また、リハビリテーションは“チーム医療”が重要であり、多職種によるカンファレンスを定期的に行い、方向性を確認しながらリハビリテーションを進めております。また、栄養サポートチーム・褥瘡管理チームなどの多職種参加型横断的活動を重要視しており、特に摂食嚥下障害に関しては、当科医師が嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査などの評価後に、言語聴覚士・作業療法士による嚥下訓練、病棟看護師による摂食機能療法を行い、多職種からなる嚥下サポートチームがフォローする包括的なアプローチを行っております。
当院では救急センターや集中治療室などまだ病状が不安定な時期である超急性期から積極的に機能訓練を開始するなど“早期リハビリテーション”に力を入れております。また、リハビリテーションは“チーム医療”が重要であり、多職種によるカンファレンスを定期的に行い、方向性を確認しながらリハビリテーションを進めております。また、栄養サポートチーム・褥瘡管理チームなどの多職種参加型横断的活動を重要視しており、特に摂食嚥下障害に関しては、当科医師が嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査などの評価後に、言語聴覚士・作業療法士による嚥下訓練、病棟看護師による摂食機能療法を行い、多職種からなる嚥下サポートチームがフォローする包括的なアプローチを行っております。
診療体制
常勤医師2名、非常勤医師1名で診療にあたっています。また、当院のリハビリテーション室に所属する療法士は、理学療法士13名・作業療法士7名・言語聴覚士1名です。診療方針
早期リハビリテーション
リハビリテーションを早期から開始することが良好な結果につながることがエビデンスとして明らかになってきており、リハビリテーションの開始時期は年々早くなってきています。当院においても、まだ病状が不安定な時期である救急センターや集中治療室など超急性期から積極的にリハビリテーションを開始しております。また、そのほかの病棟においてもリハビリテーション依頼から開始までのタイムラグをなるべくなくすようにしております。チームアプローチ
リハビリテーションは様々な職種の関わりが必要であり、多職種によるチーム医療が重要となります。当科においても多職種によるカンファレンスを定期的に行い、方向性や目標などを再確認しながらリハビリテーションを進めております。また、栄養サポートチーム・褥瘡管理チームなどの多職種参加型横断的活動を重要視しております。特に、摂食嚥下障害に関しては、当科医師が嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査などの評価後に、言語聴覚士・作業療法士による嚥下訓練、病棟看護師による摂食機能療法を行い、嚥下サポートチームのカンファレンス・回診でフォローしていく包括的なアプローチを行っております。紹介医療機関の先生方へ
当科には入院病床がありませんが、入院でのリハビリテーションが必要な場合は昭和大学藤が丘リハビリテーション病院と連携しております。また、外来での機能療法は行っておらず、外来担当医表にも当科の枠はございませんが、当科の得意とする摂食嚥下障害に対する嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査などの嚥下機能検査や、脳卒中片麻痺による痙縮に対するボツリヌス療法は外来でも実施可能です。そのほかにもリハビリテーション科専門医にご質問・ご相談がございましたらお電話でお問い合わせいただければと思います。特徴的な診療領域
2022年の実績(各療法とも20分:1単位で行われています。)理学療法 | 脳血管疾患等リハビリテーション料 | 7,944単位/6,012人 | 運動器リハビリテーション料 | 14,940単位/10,740人 |
呼吸器リハビリテーション料 | 10,620単位/7,536人 | 廃用症候群リハビリテーション料 | 8,196単位/7,296人 | |
がん患者リハビリテーション料 | 5,496単位/4,944人 | |||
作業療法 | 脳血管疾患等リハビリテーション料 | 6,480単位/4,608人 | 運動器リハビリテーション料 | 4,680単位/3,756人 |
呼吸器リハビリテーション料 | 2,820単位/2400人 | 廃用症候群リハビリテーション料 | 1,752単位/1,428人 | |
がん患者リハビリテーション料 | 864単位/708人 | |||
言語療法 | 脳血管疾患等リハビリテーション料 | 1,908単位/1,164人 | 呼吸器リハビリテーション料 | 372単位/276人 |
廃用症候群リハビリテーション料 | 120単位/84人 | がん患者リハビリテーション料 | 12単位/12人 |
主な対象疾患
①脳血管疾患等リハビリテーション脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳血管疾患、脳腫瘍・脊髄損傷などの中枢神経疾患、多発性神経炎・多発性硬化症などの神経疾患、パーキンソン病・脊髄小脳変性症など慢性の神経筋疾患など
②運動器リハビリテーション
脊椎損傷、体幹・上・下肢の外傷・骨折、切断・離断、運動器の悪性腫瘍など
③呼吸器リハビリテーション
肺炎・無気肺など呼吸器疾患、肺腫瘍その他の呼吸器疾患手術後、慢性閉塞性肺疾患・気管支喘息・間質性肺炎・肺結核後遺症などの慢性の呼吸器疾患、手術前後の呼吸機能訓練を要する患者など
④廃用症候群リハビリテーション
急性疾患等に伴う安静による廃用症候群
⑤がん患者リハビリテーション
入院中にがんの治療のための手術・化学療法・放射線治療・造血幹細胞移植が行われる患者、末期がんで在宅復帰を目的としている患者
また、当院にはメンタルケア病棟があり、精神科作業療法を行っています。
⑥心大血管疾患リハビリテーション
急性心筋梗塞、狭心症、開心術後、慢性心不全、大血管疾患(大動脈解離,解離性大動脈瘤,大血管術後)、末梢動脈閉塞性疾患、経カテーテル大動脈弁置換術後など
また、当院にはメンタルケア病棟があり、精神科作業療法を行っています。
スタッフ紹介
医師名 |
役職 |
専門分野 |
資格 |
依田 光正 よだ みつまさ |
診療科長 教授 |
摂食嚥下リハビリテーション 早期リハビリテーション 痙縮治療 |
日本リハビリテーション医学会:リハビリテーション科専門医・認定医・指導医 日本内科学会:認定内科医 日本脳卒中学会:専門医 日本摂食嚥下リハビリテーション学会:認定士 身体障害者福祉法第15条指定医 義肢装具等適合判定医師 TNT研修会受講終了 |
武藤 祐汰 むとう ゆうた | 助教 |
非常勤
医師名 |
役職 |
専門分野 |
資格 |
吉田 瑞 |
兼任講師 | 高次脳機能障害 |
医療従事者の⽅へ
研究内容
おもに、(1)周術期医療とリハビリテーション医療に関する臨床研究、(2)摂食嚥下障害に関する臨床研究、(3)障害児療育に関する臨床研究、(4)がんのリハビリテーションに関する臨床研究を行なっています。将来的なテーマとして、(5)慢性閉塞性肺疾患・間質性肺炎の包括的リハビリテーションに関する臨床研究を予定しております。
年度(年目) |
研究事業 |
主題 |
省庁 |
平成24年度 (1年目) 研究代表 |
がんに関する調査研究助成事業 | 転移性脊椎腫瘍患者の離床基準に関する研究 | かながわ健康財団 |
平成24年度 (1年目) 分担研究 |
チーム医療推進会議チーム医療推進方策検討ワーキンググループ:チーム医療普及推進事業 | 周術期食道癌チーム | 厚生労働省 |
平成23年度 (1年目) 分担研究 |
チーム医療推進会議チーム医療推進方策検討ワーキンググループ:チーム医療実証事業 | 周術期食道癌チーム | 厚生労働省 |
医療連携・紹介制度について
当科では入院診療を受け付けておりませんが、必要に応じて昭和大学藤が丘リハビリテーション病院などの関連するリハビリテーション専門病院に入院の御相談をしています。摂食嚥下障害における嚥下造影検査は外来でも実施可能です。しかし、嚥下訓練を含めた対応に関して、外来では実施していませんので、近隣のリハビリテーション専門病院に御紹介することとなります。